今回は、ランディングページ(LP)を簡単に作成できるWordPressプラグインの「LPtools」を使ってみた感想を書いていきます。
LP用のプラグインは意外と少なく、日本語対応はあまり見かけません。
数少ないLP用プラグインが、今回紹介するLPtoolsです。
LPtoolsの購入を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
目次
LPtoolsの概要
LPtoolsは、LPを簡単に作成できるWordPressプラグインです。
価格は29,800円(税込:32,780円)で、複数のサイトで利用できます。
LPtoolsを開発しているのは、株式会社Catch the Webという会社です。
Catch the Webは15年間で100億円を売り上げた実績があり、そのノウハウを活かして作られたプラグインがLPtoolsです。
LPtoolsは以下のリンクから購入できます。
LPtoolsの特徴
LPtoolsの特徴は、以下になります。
- プラグインなので基本的にどのサイトでも導入できる
- 豊富なオリジナルブロック
- デザイン設定済みのテンプレートが用意されている
- LPのノウハウがある会社が作っている
プラグインなので基本的にどのサイトでも導入できる
プラグインというのは、機能を拡張するシステムで、テーマ(WordPressのテンプレート)を変えずに導入できます。
なので、ブログ記事はテーマ側が用意したブロックやテンプレートで作成して、LPだけLPtoolsの機能やブロックを利用するということができます。
テーマを変えずに導入できるのが、プラグインの良い点です。
ここの見出しで「基本的に」と書いたのは、100%どのテーマでも確実に利用できる保証はないからです。
テーマは膨大にあるため、全てのテーマでテストできるわけではないので、100%問題なく使えるという言い切ることはできないのでその点はご了承ください。
豊富なオリジナルブロック
用意されているオリジナルブロックは、バージョン1.8.3の時点で以下になります。
かなりの数のブロックが利用できます。
これだけあればLP作成に欲しいと思うようなコンテンツはほとんど網羅できるかと思います。
デザイン済みテンプレートが充実している
LPtoolsには複数のテンプレートが用意されており、テンプレートのテキストや画像などを差し替えるだけでLPが作成できるようになっています。
一から作成するよりも素早く簡単にLPを構築できるので、テンプレートはとても便利です。
テンプレートはLP編集画面の上に表示されるボタンをクリックするだけで呼び出せます。
現状(バージョン1.8.3)では、以下のようなテンプレートが用意されています。
LPのノウハウがある会社が作っている
LPtoolsを開発・販売しているのは、株式会社Catch the Webという会社です。
Catch the Webは、教材、ツール、オンラインスクールなど、さまざまなコンテンツを販売してきまたようです。
売上は15年間で100億円を超えるほどの実績があります。
そのノウハウはLPtoolsの開発に活かされており、より成果が出やすい機能が搭載されています。
実際に、LPtoolsのLPは購入意欲を掻き立てるものであり、そのノウハウが詰め込まれている印象があります。
LPtoolsオリジナルブロックの紹介
LPtoolsには多くのオリジナルブロックが用意されています。ここでは、その一部を紹介していきます。
ボタンのみブロック
様々なカスタマイズができるボタンのみのブロックです。ボタン単体だけを表示させたい時に使用します。
ボタンのスタイルは複数から選択できます。
スタイルを変更すると、このような形になります。
ボタンのアニメーションも複数の中から選択できます。
ボタンのアイコンや位置も選べるようになっています。
その他にも、ボタンのカラー設定やサイズ、レイアウト、表示切り替えなどの機能が実装されています。
マイクロコピー + ボタンブロック
マイクロコピー付きのボタンを表示できるブロックです。
マイクロコピーとはボタン周りに配置する、クリックを促すような文言のことです。
LPtoolsには、このような複数のブロックを組み合わせたブロックが数多く用意されているので、自分で組み合わせて配置する手間を省くことができます。
ヘッダー(1段)
LPごとにヘッダーを変えたい時に便利なブロックです。
ロゴ画像やグローバルナビ、ボタンを表示できます。
ブレット
アイコン付きのリストを作成できます。
アイコンやスタイル、カラーなどを設定できます。
LPtoolsの便利な機能
タイマー
LPtoolsにはコンテンツの表示を期間限定にしたり、カウントダウンタイマーを設置する機能が実装されています。
カウントダウンタイマーブロックを使えば、指定日時または○時間後までの残り時間を表示するタイマーを設置できます。
表示される期間を限定することで、「今購入(申し込み)しないと損」と閲覧者に思わせることができます。
カラーパレット
ブロックエディターには、テキストカラーや背景色を設定する際、あらかじめ用意されたカラーパレットから色を選択することができるようになっています。
テーマやプラグインによってはカラーパレットの色を変更することができますが、LPtoolsはカラーパレットを複数登録しておくことができます。
LPの雰囲気に合わせて異なるカラーパレットを設定しておくことができ、LPごとに呼び出すカラーパレットを変更できます。
複数登録できるプラグインやテーマは珍しく、これは便利な機能だと思いました。
豊富なページ設定
LPtoolsにはLPごとに色々な設定項目が用意されています。
- タイマー設定
- OGP設定(SNSなどでシェアする時の画像などの設定)
- SEO設定(タイトルや説明文など)
- リダイレクト設定(他のURLに遷移させる設定)
- フッターボタン(画面下に固定表示されるボタンの設定)
- headやbody内にタグを追加する設定
- 画像やiframeを遅延読み込みする設定
などが設定できるようになっています。
これは一部で、他にも様々な設定が用意されています。
オリジナルのテキスト装飾機能
WordPress本体にもテキストを装飾する機能は存在しますが、LPtoolsをインストールするとテキスト装飾機能がさらに追加されます。
画像の青い丸ボタンがLPtoolsオリジナルのテキスト装飾機能です。
左から、以下のような装飾ができます。
- フォント設定
- フォントサイズ
- アンダーライン
- テキストシャドウ
- テキストの縁取り
- マーカー
- 動くマーカー
ブロックごとではなく文字ごとに装飾ができるのはとても便利です。
LPtoolsのメリット
ここでは、LPtoolsの良い点を紹介していきます。
オリジナルブロックの豊富さ
これはすでに挙げていますが、やはりLPtoolsはオリジナルブロックが充実している点が魅力です。
オリジナルブロックを搭載しているテーマやプラグインは他にも色々ありますが、40以上のブロックがあるのはかなり珍しいです。
WordPressのブロックエディターは直感的な操作ができ、一度慣れてしまえばサクサクとコンテンツを作ることができます。
コンバージョンを増やすための機能が豊富
LPtoolsには、カウントダウンタイマーやステップメール連動タイマー、LPのクオリティを高めるために便利なオリジナルブロックなど、コンバージョンを増やすための機能が豊富に実装されています。
これらは限定性を高めたり、閲覧者を説得したり、安心感を与えたりといったLP制作に必要なコンテンツを作成するのに役立ちます。
とにかく成果を上げたいという方には使える機能が豊富です。
テンプレートが用意されているのでLP作成が楽
LPtoolsには複数のテンプレートが用意されており、テンプレートのテキストや画像などを差し替えるだけでLPが作成できるようになっています。
一から作成する場合ある程度使いこなせるまでに時間がかかってしまいますが、テンプレートを使えば簡単かつ短時間でLPを作成できます。
また、テンプレートを使ってみることで、オリジナルブロックでどのようなコンテンツを作成できるか一通り把握することもできます。
LPtoolsのデメリット
ここでは、LPtoolsの改善して欲しい点を紹介していきます。
価格が高め
他のプラグインやテーマに比べると価格が高めで、コスパがいいかと言われたら微妙かなとは思います。
一般的にテーマでも10,000~20,000円が相場なので、プラグインで税込32,780円は強気の価格設定です。
この金額でも売れているプラグインなので、やはりLPを作る力は強い会社なのだと感じます。
若干動作が不安定
WordPress本体にあるセパレーターブロックがうまく動作しなかったり、選択中の表示がブロック追加ボタンに被っていたりと、ちょっとした不具合が見られます。
いずれも致命的な不具合ではないのですが、少々気にはなります。
機能を充実させるために開発をガンガン進めると、こういった不具合が出てくるのは仕方がないことではありますが、細かい不具合は潰して欲しいというのは本音です。
これらの不具合はバージョンアップデ改善されていくかと思いますが、機能追加に伴いちょっとした不具合は今後も出てくる懸念はあります。
おしゃれなLPは作成できる?
LPの目的は売ることなので、本来おしゃれかどうかは重要ではありません。
しかし、ブランドイメージを壊さないようにある程度しっかりとしたデザインにしたいのであれば、LPtoolsはおすすめしません。
ブランドイメージを重視するのであれば、テーマやプラグインを自分で用意して自力でLPを作成することがそもそもお勧めできません。
製品やサービスのブランドイメージを大切にしたいのであれば、お金をかけてWebデザイナーに発注するのが最善です。
おしゃれなデザインよりも成果を出すことを重要視しているのが、LPtoolsです。
LPtoolsはおすすめできる?
価格は一般的なプラグインと比較すると高めの設定ですが、機能面は優れており予算に余裕がある方にはおすすめできます。
オリジナルブロックや成約に繋がる機能が豊富に搭載されており、売り上げを伸ばしたいという方にはピッタリです。
前述しましたが、LPtoolsには多くのメリットがあり、デメリットを考慮しても買って損はないと個人的には思います。
LP用の日本語対応プラグイン自体がほとんどないので、LPtools以外の選択肢がないというのもおすすめの理由です。
LPtoolsは以下のリンクから購入できます。
LPを作られるテーマは?
今回はLPを作成できるプラグインを探している方向けにLPtoolsを紹介しましたが、テーマをお探しの方にはLP Creatorをおすすめします。
LP CreatorはLPtoolsと同じように豊富なオリジナルブロックが用意されており、成約率を高めるような機能が数多く搭載されています。
プラグインではなくテーマなので、LP以外にもブログや投稿一覧ページ、固定ページ用のテンプレートも用意されています。
LPtoolsよりも安価な17,000円(税込18,700円)で購入できるので、予算を抑えたい方にもお勧めです。
LP専用WordPressテーマのLP Creatorについては以下の記事で詳しく紹介しています。
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今回は、LP(ランディングページ)を簡単に作成できるWordPressテーマ、「LP Creator…
まとめ
価格は高いですが、機能面はかなり優秀なプラグインですので、ある程度予算に余裕があればLPtoolsはお勧めできます。
LPで売り上げを増やすことができれば、プラグイン代はペイできるでしょう。
もちろん、LPの成果はライティングや構成、CV率を上げるための運用や分析、コンバージョンさせたいサービス・商品の質にもよります。
LPtoolsを購入すれば確実に売れるという訳ではなく、買った後にどのように運用していくかが重要になります。
LPtoolsの便利な機能を活用すれば、分析・改善を重ねて、サービス・商品の売上を伸ばす手助けにはなるのではないでしょうか。
この記事を参考に、LPtoolsの購入を検討してください。
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