無料のおすすめブログ向けWordPressテーマ(日本語・国産テーマ)

今回は、無料で利用できるおすすめのWordPressテーマを紹介していきます。

こだわったサイトを作るのであれば有料テーマがおすすめですが、予算を抑えたい、とりあえずWordPressサイトを作りたいという人には無料テーマもありでしょう。

無料の割りに機能が優れているテーマを掲載しているので、テーマ選びの参考にしてください。

記事の後半には無料テーマのデメリットも挙げているので、そちらも併せてご覧ください。

WordPressテーマの選び方

WordPressテーマを選ぶ際は、以下の点を考慮して検討しましょう。

日本国内で作られたものを選ぶ

公式からインストールできる海外製テーマは豊富にありますが、日本語に対応していないものが多いです。

英語が読めない場合、日本語に対応していないと使い勝手が悪いと感じるでしょう。

テーマを使っていて分からない点があっても、Googleで検索して解決しやすいのも日本国内で制作されたテーマです。

カスタマイズはしやすいか

高機能なテーマは細かい設定項目が設けられており、思い通りにブログサイトを構築することができます。

逆に色やレイアウトなどの設定項目が少ない場合、思い通りのデザインにすることができません。

無料テーマの中には細かな設定ができるものもあるので、そのようなテーマを選びましょう。

開発が止まっていないテーマを選ぶ

無料テーマの中には、開発が止まってしまっているものもあります。

アップデートされないということは、最新のWordPressの機能に対応していなかったり、最悪の場合エラーが発生したりするリスクがあります。

開発が進んでいれば最新WordPressに対応しており、機能も豊富に追加されているでしょう。

更新が止まっているテーマは後述するブロックエディターに対応していないものがほとんどです。

ブロックエディターに対応しているテーマを選ぶ

一時は賛否両論あったブロックエディターですが、最近ではWordPress本体やテーマで機能が向上しており、今使うならブロックエディターの方がはるかに便利です。

ブロックエディターのいい点はパズル感覚で直感的に操作ができる点です。

HTMLのような専門的な知識がなくても、簡単操作でリッチなコンテンツを作成できるようになりました。

おすすめの無料テーマ

Lab23

Lab23は無料で利用できるWordPressテーマです。

スタイル設定が豊富にあり、細かくデザインの設定を行うことができます。

オリジナルのブロックも多く用意されているので、パズル感覚でコンテンツを作成することができます。

高機能な上にデザイン性が高く、有料テーマ級のクオリティのテーマです。

豊富なデザインパターン

色設定やレイアウト、スタイルの設定が複数用意されているので、いろいろなデザインにカスタマイズしやすいのが特徴です。

モノトーンやカラフルなサイトまで、幅広く対応しています。

高速表示

表示速度の最適化もされているので、表示が早く快適に閲覧できます。

昨今ではサイトの表示速度はSEOに影響するので、表示速度の最適化は必須となっています。

その点Lab23は問題なく利用できます。

豊富なオリジナルブロック

Lab23にはオリジナルのブロックも豊富に用意されています。

一例を挙げると、以下のようなブロックです。

  • オリジナルボタンブロック
  • ボックスブロック
  • マイクロコピーブロック
  • リッチテーブルブロック
  • 吹き出しブロック
  • セクションブロック
  • アコーディオンブロック
  • 質問と回答ブロック
  • ステップブロック

この他にも多くのブロックがあるので、直感的な操作でブログサイトを作り込むことができます。

このように、機能面とデザイン面両方でバランスの良いテーマになっています。

Cocoon

Cocoonのスクリーンショット画像

機能面だけなら有料テーマと同等かそれ以上のスペックを誇る無料WordPressテーマです。

無料の中では最も利用者の多いテーマではないでしょうか。

SEOの設定、ページの高速化、記事を執筆を効率化する装飾機能、アドセンスやアフィリエイトに役立つ機能など、便利な機能が豊富に搭載されています。

ブロックエディタ(Gutenberg)にも対応しています。

ただ、利用者が多い分デザインが被ってしまう点と、開発者がデザイナーではないのでデザインはそこそこという点がデメリットになります。

元々はわいひらさんという方が個人で開発していましたが、株式会社エックスサーバーに事業譲渡し業務提携をして開発しているそうです。

無料とは思えないほど高機能

Cocoonにはオリジナルの設定ページがあり、以下の通り豊富な設定項目があります。

無料でここまで機能が充実しているテーマは他にはありません。

デザインの細かい調整、SEO関連の設定、広告の設定など、ブログ運営に必要な機能は一通り網羅されています。

豊富なオリジナルブロック

Cocoonにはオリジナルのブロックが豊富に用意されています。

一例を挙げると、

  • ボックスブロック
  • オリジナルのボタンブロック
  • 吹き出しブロック
  • アコーディオンブロック
  • タイムラインブロック
  • アイコンリストブロック
  • FAQブロック

他にも、ウィジェットで使える新着記事ブロックやプロフィールブロックなど、ブログ運営に役立つブロックがたくさんあります。

専用フォーラムが用意されている

CocoonにはCocoonフォーラムというものがあり、そこで質問や不具合の報告などができます。

フォーラムではわいひらさんだけでなく、ユーザー同士で問題を解決しているようです。

Luxeritas

WEBサイトを高速で表示させたいという人におすすめのテーマです。AMPにも対応しています。

また、SEOを意識したコーディング、構造化データ ( schema.org )に対応したマークアップなど、細かい点にもこだわりを感じさせます。

ブロックエディタ(Gutenberg)にも対応しています。

最終更新は2023年8月なので、まだ開発は続いています。

以前おすすめしていた無料テーマ

LION BLOG

有料テーマの「THE THOR」を販売しているフィット株式会社が提供している無料テーマです。

無料なのにデザインはカッコよく、完成度の高い作りになっています。

ただし、更新は2018年2月で止まっているので、これから使うには古くてエラーなどの不安もあるので、現在はあまりおすすめはできません。

古いテーマのため、最近主流になっているブロックエディターには対応していません。

「THE THOR」に比べると機能面では劣りますので、無料の「LION BLOG」を使ってみて物足りなければ「THE THOR」を購入すれば良いでしょう。

STINGER 8

STINGER 8の配布は終了しました。

以下は終了前に執筆した内容になります。

シンプルなテーマを探しているならSTINGER 8もおすすめです。

ただし、しばらくアップデートされていないようですので、今後WordPressのバージョンが上がった時にエラーが出てしまう可能性はあります。

自分でPHPのコードを修正できない人や、長く使いたい人にはあまりおすすめできないと思います。

今ならCocoonかLab23

どれをインストールするかは各々の好みにもよると思いますが、私が無料テーマをインストールするならCocoonLab23を選びます。

理由としては、現在でもアップデートされており(2023年10月31日記事更新時点)、ブロックエディタにも対応しているからです。

アップデートが止まっているというのは、今後WordPressを使っていく上でリスクになりえます。

どちらも無料とは思えないほど高機能で、有料級なのでおすすめです。

機能面を重視するのであればCocoon、デザイン性を重視するならLab23がいいでしょう。

公式テーマはダメなのか

「外観」→「テーマ」→「新規追加」に進むと、公式のテーマがたくさん表示されます。

これらは無料で利用でき、デザインも素敵な物が多いです。

もしブログで収益化とか集客したいという目的がないのであれば、公式のテーマで大丈夫です。

例えば、趣味でブログを始めたい、アウトプットのためにブログを書きたいなどです。

ただし、公式テーマはほとんどが海外で作られているので、日本語には最適化されたデザインではない点は注意が必要です。

また、収益化・集客するならそれなりの機能が必要になるので、公式テーマだとそのような機能がない場合がほとんどです。

無料テーマのデメリット

有料テーマと比較すると、無料テーマにはいくつかのデメリットがあります。

更新が止まりがち

全ての無料テーマではありませんが、無料テーマは更新が止まりやすいという傾向にあります。

有料テーマの場合、ユーザーにお金を出して購入してもらっている分、すぐにアップデートを止める訳にはいきません。

それに、しっかりアップデートされればテーマの評判が上がり、購入者が増える要因にもなります。

しかし、無料テーマの場合インストールされても収入にはならないので、更新のモチベーションは低くなってしまいます。

無料で提供しているのにサポートし続けるというのは、なかなかできることではありません。

デザイン面で物足りない

有料テーマは、デザイン面でも優れていないの売れないので、オシャレなものが多いです。

企業が販売しているテーマの場合、デザイナーとエンジニア共同で制作していることが多く、デザイン面で優れています。

一方、無料テーマは個人開発のためデザイナーが参加していないことがほとんどで、デザインがイマイチなものが多いです。

ただ、上で紹介したLab23はデザイン性が高いので、おすすめです。

機能面で物足りない

無料の中には高機能なものもありますが、有料テーマに比べると機能面で物足りないものもあります。

有料テーマは販売数を増やすために機能を競い合っているため、多くの機能を搭載しています。

最初は無料でも良いかもしれませんが、ブログ中級者以上になると物足りなく感じるかもしれません。

日本製の無料テーマはこんな人におすすめ

無料テーマは以下のような人におすすめです。

デザインにこだわりがない

上記で説明しましたが、日本製の無料テーマのデザイン性はそこまで高くありません。

人気のCocoonやLuxeritasは機能面に全振りしている感じなので、Webデザイナーがデザインしたブログに比べるとデザイン面は劣ります。

あまりデザインにこだわりがなく、機能を重視している人にはCocoonのような無料テーマで十分です。

CSSが書ける

CSSを書けるのであれば、デザイン面で劣る無料テーマでも自分でカスタマイズしておしゃれなデザインのブログに作り込むことができます。

実際Web制作の現場では、ブログ制作の依頼があるとCocoonをカスタマイズして納品しているWebデザイナーもいるようです。

デザイン面を自力で解決できるのであれば、日本製無料テーマはかなりおすすめできます。

とりあえずブログを始めたい

ブログ運営には、アフィリエイトで稼いだり、お店や会社の宣伝をしたりといった目的があるかと思います。

ブログを始めたばかりだとそれが収益に結びつくかは不透明なので、とりあえずブログを書いてみてアクセスが増えるか試してみたいという方もいるでしょう。

稼げるか分からないのであればお金をかけられないので、無料で始めてみて、収益が出ればしっかりとしたデザインのテーマに移行するという手もあります。

ブログ制作を代行する場合

WebデザイナーやPHPエンジニアであれば、WordPressでのブログ制作を受注することがあるでしょう。

ブログサイトを一から作るとかなりの工数が必要になります。

依頼主に潤沢な予算と納期の長さがあれば良いのですが、そうでなければ無料テーマをカスタマイズして納品するのがおすすめです。

無料テーマを使ってブログサイトを制作すれば、デザインの修正や機能を追加する程度で済むので効率的です。

有料テーマを購入するメリット

有料テーマは購入にお金がかかりますが、その分メリットがあります。

メリット1. デザインが綺麗

日本製の人気無料テーマは基本的に技術者だけで開発しており、デザイナーがデザインを行っていません。

有料で人気のあるテーマはデザインが優れているものが多く、ブログの見た目を良くしたい人にはおすすめです。

デザイン面で人気があるテーマとしては、

  • SANGO
  • SWELL
  • STORK19
  • THE THOR

などがあります。

メリット2. 開発が活発

無料テーマは直接的な収入に結びつかないので、開発が途中で止まってしまうこともしばしばあります。

売れている有料テーマは「儲かる」→「開発に力が入る」→「高機能なので人気が出る」→「儲かる」という好循環にあるため開発が活発に行われます。

ただし、人気だった有料テーマの中には開発が止まったりサポートが終了してしまったものも一応あります。

有料テーマを選ぶ際はテーマの最終更新を確認して、開発が活発に行われているかを確認してください。

おすすめの有料テーマ

無料テーマのデメリットや有料テーマのメリットを見て、やはり有料テーマを購入したいという人もいるでしょう。

別の記事でおすすめの有料テーマも紹介しているので、併せて検討したい方はそちらもご覧ください。

LPをテーマで作成したいという方には、以下の記事もおすすめです。

おすすめのプラグイン

無料テーマで物足りないと感じたら、機能を補完するプラグインを入れるのも1つの手です。

以下の記事ではおすすめのプラグインを紹介しています。

まとめ

まずはお金をかけずにブログを開設したいという人は、無料のテーマを使ってみましょう。

一応無料のテーマにはデメリットがありますので、その点も加味して選んでください。

もしあなたがブログ初心者なのであれば、無料テーマから始めてみると良いでしょう。

無料テーマを使っていくうちに、不満が出てきたら有料テーマを購入すれば良いのです。


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