今回は、LP(ランディングページ)を制作できるWordPressテーマやプラグインを紹介します。
WordPressであれば直感的に操作ができるので、HTML/CSSが分からなくてもサイトを制作することができます。
LPに対応したWordPressテーマ/プラグインを使えば、楽にLP作成ができます。
この記事では、LP対応のWordPressテーマ/プラグインとその機能について紹介していきます。
LP対応のWordPressテーマやプラグインをお探しの方は、ぜひ参考にしてください。
目次
LPと一般的なサイトとの違い
LP(ランディングページ)とは、一般的に1ページで購入やメルマガ登録、問い合わせなどのアクション(コンバージョン)に誘導するためのページです。
1ページに商品やサービスの魅力を伝え、コンバージョンに繋げる必要があります。
LPは特に以下のような特徴があります。
- 縦に長いレイアウト
- メニューなど他のページへのリンクがほとんどない
- 画像が多用されている
- 比較的装飾が強め
通常LPは広告からの誘導がほとんどのため、少ないアクセス数でできる限りコンバージョンに繋げなくてはいけません。Web広告は一般的に1クリック(1アクセス)に費用が発生するからです。
コンバージョン率(CVR)をどれだけ高められるかが、LP運用の鍵になります。
LPをWordPressで作成するメリット
LPをWordPressで制作するメリットはいくつかあります。
HTMLの知識が不要で、編集が楽になる
LPをWordPressで作成すると、管理画面からテキストや画像の差し替えや追加ができるので、管理が楽に行えます。
最近のWordPressでは、ブロックエディターというエディターが使われており、より直感的にページの編集ができるようになっています。
逆に、HTMLファイルでLPを作成した場合、HTMLやCSSの知識がないとテキストや画像の編集や追加が難しくなります。
プラグインを導入できる
WordPressにはさまざまなプラグインがあり、お問い合わせフォームを追加したり、SEOの設定をしたりできます。
お問い合わせフォームを一から作ると手間がかかり、後から編集も面倒になるので、プラグインで追加できると便利です。
一から作ると時間やお金がかかるような処理も、プラグインで解決できるのが魅力です。
固定費が安い
LPを作成できるサービスはいくつかありますが、本格的に使うと月数千円かかるのがほとんどです。
WordPressであればサーバー代が1,000円前後ですみますし、すでに動いているサイトにLPを追加する場合は、追加の固定費はかかりません。
有料のテーマやプラグインは基本的に買い切りなので、一度購入してしまえば固定費は増えません。
LPに特化したWordPressテーマ・プラグイン(有料)
まずは、LPに特化したWordPressテーマ(プラグイン)の紹介です。
LPに特化している分、LP作成に必要な機能が充実しているのが特徴です。
先に結論を書いておくと、LPを構築するのであればLP CreatorかLPtoolsがおすすめです。
どちらもブロックエディターに対応しており、かつオリジナルブロックの充実度が高いからです。
LP Creator(テーマ)
おすすめテーマ
価格は18,700円(税込)です。
販売開始は2023年8月22日で、かなり新しいテーマになります。
新しいために利用者はまだ少ないですが、新しい分最新バージョンのWordPressに問題なく対応している点がメリットです。
古くからあるテーマだと、エディターが古かったり、最新バージョンのWordPressで不具合が発生するという懸念があります。
LP Creatorの特徴
ここでは、LP Creatorの特徴を紹介していきます。
豊富なオリジナルブロック
LP Creatorの一番の特徴はLP作成に便利なオリジナルブロックの豊富さです。
ブロックエディターはクラシックエディター(旧エディター)に比べると直感的に操作ができ、とても編集画しやすいです。
そのブロックエディターで使えるオリジナルのブロックが豊富に用意されているのが、LP Creatorの大きな特徴です。
記事執筆時点で全25種類のオリジナルブロックが用意されています。
ブロックの設定項目の豊富さ
各ブロックに多くの設定項目があり、より細かい設定が可能です。
例えばオリジナルボタンブロックには、スタイル、カラー設定、フォントサイズ設定、シャドウの設定、アニメーション設定、最小幅設定、マージン・パディング設定、デバイス別表示設定などがあります。
これだけ多くの設定ができるので、好みのデザインにしやすいのがLP Creatorの特徴です。
PC・タブレット・スマホでレイアウトや表示を変えられる
LP Creatorのブロックは、PC・タブレット・スマホでのレイアウトや表示を変えられる機能が実装されています。
マージンはブロックとブロックとの間隔です。数値を上げると、ブロック間の余白が広くなります。
パディングはブロック内側の余白です。
これらをブロックごとに設定できるので、その端末にあったレイアウトをすることが可能になります。
端末ごとに表示・非表示を切り替えることもできるので、PCとスマホで大きく異なるレイアウトをすることも可能です。
売り上げを増やすための機能を多数搭載
LPの一番の目的は、売り上げを増やすことです。
LP Creatorには、購入を促す機能が多数搭載されています。
一例を挙げると、
- カウントダウンタイマー
- お客様の声
- マイクロコピー
お知らせやブログも作成できる
LP特化したテーマではありますが、お知らせやブログを作成することも問題なく可能です。
例えば、LPに掲載している商品やサービスの最新情報をお知らせに掲載したり、ブログでSEO対策をしてLPに集客したりすることができます。
ポップアップ機能があるので、ブログで集客してポップアップからLPに誘導するといったことも可能です。
LP専用テーマの中では比較的手頃な価格
LP専用テーマやプラグインの中には、3万円以上するものも少なくありません。
一般的なテーマと比べてLP専用のテーマ/プラグインは高めの価格設定なものが多いです。
その点、LP Creatorは18,700円と、一般的なWordPressテーマほどの金額になります。
だからと言って機能で劣っているわけではなく、LP Creatorには多くの便利機能が備わっています。
テーマに3万円以上は出せないという方にはピッタリのテーマかと思います。
LP Creatorの概要
テーマ名 | LP Creator |
価格 | 18,700円(税込) |
販売元 | WP Avenue |
サポート | メールサポート |
ブロックエディタ | 対応 |
複数サイト利用 | 制限なし |
第三者サイトの制作 | 特別ライセンスが必要 |
LP Creatorについては以下の記事でも詳しく紹介しています。
LPを簡単に作成できるWordPressテーマ「LP Creator」
今回は、LP(ランディングページ)を簡単に作成できるWordPressテーマ、「LP Creator…
期間限定で安くなっているので購入される場合は、早めに買っておきましょう。
LPtools(プラグイン)
おすすめプラグイン
こちらはLPに特化したWordPressプラグインです。豊富なブロックでLPを簡単に作成できます。
価格は32,780円(税込)と、プラグインにしては高めになっています。機能に自信があっての強気の価格設定なのでしょう。
使用サイト数の制限はないので、1回の購入で複数のサイトで利用できますが、第三者サイトの制作には特別ライセンスが必要になります。
複数のテンプレートが用意されているので、お好みのデザインを選択することができます。
LPtoolsの特徴
- 豊富なデザインテンプレート
- LPの作成例やマニュアルがもらえる特典あり
- LP用素材画像集
- コアサーバー6ヶ月間利用料無料権
- フォローアップWebセミナー録画版特典
- ユーザー限定チャットワークグループ参加
LPtoolsのオリジナルブロック
37種類のオリジナルブロックが用意されており、直感的に操作ができます。
特にLPで必須となる「CTA」や「お客様の声」、「比較表」、「タイマー」といったブロックもしっかり用意されています。
- ファーストビューブロック(7種)
- CTA(コールトゥアクション)ブロック(5種)
- ブレットブロック(2種)
- プロフィールブロック(2種)
- ナンバリングブロック(3種)
- 見出しブロック(3種)
- お客様の声(推薦者の声)ブロック(4種)
- ボックス・セクションブロック(3種)
- よくある質問ブロック
- 表・比較表ブロック
- 追伸ブロック
- 矢印ブロック
- 返金保証ブロック
- 動画埋め込みブロック
- フッターブロック
- タイマーブロック
LPtoolsの概要
プラグイン名 | LPtools |
価格 | 32,780円(税込) |
販売元 | 株式会社Catch the Web |
サポート | メールサポート |
ブロックエディタ | 対応 |
複数サイト利用 | 制限なし |
第三者サイトの制作 | 特別ライセンスが必要 |
LPtoolsについては以下の記事で詳しく紹介しています。
LP用WordPressプラグイン「LPtools」を使ってみた感想、メリ…
今回は、ランディングページ(LP)を簡単に作成できるWordPressプラグインの「LPtools」…
↓公式サイトはこちら
LIQUID LP(テーマ)
多数のWordPressテーマがリリースされている、LIQUIDシリーズのLP専用テーマです。
価格は16,280円(税込)で、一般的な金額です。
ブロックエディター(Gutenberg)に対応しており、37種類のブロックテンプレートが利用できます。
LP運営に便利なA/Bテストが実装されています。
運営方法を解説したマニュアルも付属しています。
LIQUID LPの特徴
- ブロックエディター対応
- WordPress公式の基準をクリア
- SEO対策実装済み
- ブロックエディター対応
LIQUID LPの概要
テーマ名 | LIQUID LP |
販売元 | リキッドデザイン株式会社 |
価格 | 16,280円(税込) |
サポート | メール対応/30日間 |
ブロックエディタ | 対応 |
複数サイト利用 | 制限なし |
第三者サイトの制作 | 制限なし |
年額16,280円/年~で継続してサポートが受けられる有料サポートのプランもあります。
Colorful(テーマ)
豊富な機能とブロックパターンで、LPを直感的に作成できるテーマです。
テーマオリジナルのブロックがあるのではなく、すでにCSSで装飾されたパターンを使ってLPを作る形になります。
そのため、あまり自由度は高くありません。
Colorfulの機能
Colorfulには、以下のような機能が実装されています。
- カウントダウン機能
- ページ幅・文字サイズ・行間設定機能
- 画像加工・装飾機能
- 固定フッターボタン機能
- Canvaヘッド画像テンプレート機能
この他にも、合計で25種類以上の機能が搭載されています。
Colorfulの特典
Colorfulを購入すると、以下の特典がついています。
- 動画マニュアル
- 画像素材
- 購入者限定メルマガ
Colorfulの概要
テーマ名 | Colorful |
価格 | 通常版: 9,800円(税込) 上位版: 12,800円(税込) |
販売元 | 江藤誠哉 |
複数サイト | 利用可能 |
ブロックエディタ | 対応 |
Danganページビルダー(プラグイン)
Danganページビルダーは、LPを作成できるプラグインです。
既存のWordPressサイトにインストールすることで、LPを追加することができます。
価格は12,800円 (税込)です。
初心者でも簡単にLPを構築できますが、ブロックエディターには非対応です。
Danganページビルダーの特徴
お客様の声、カウントダウン、ポップアップ、プロフィールなど、LPに欲しいパーツが簡単に作成できます。
マニュアルを見ながらテキストや画像を埋めていくことでLPを作成することができます。
ただし、ブロックエディターには非対応なので、自由度はそこまで高くありません。
Danganページビルダーの概要
テーマ名 | Danganページビルダー |
価格 | 12,800円 (税込) |
販売元 | 中島 拓道 |
ブロックエディタ | 非対応 |
OOPS!
多くのWordPressテーマを販売しているTCDのランディングページ専用WordPressテーマです。
価格は19,800円(税込)です。
LP運営に役立つ機能として、インプレッション、クリック数、コンバージョン率の計測が可能なCTA(ABテスト機能)を搭載しています。
ブロックエディターではなく、TCD独自のコンテンツビルダーで構築します。
決まったフォーマットにテキストや画像を差し込んでいくイメージなので、自由度はあまり高くありません。
デモページと同じようなレイアウトでの構築で問題なければ、手軽に作成できます。
OOPS!の概要
プラグイン名 | OOPS! |
価格 | 19,800円(税込) |
販売元 | 株式会社デザインプラス |
サポート | メールサポート |
ブロックエディタ | 未対応 |
複数サイト利用 | 制限なし |
第三者サイトの制作 | 特別ライセンスが必要 |
LP機能付きのWordPressテーマ(有料)
次はLP機能付きのWordPressテーマの紹介です。
LPに特化したテーマとは違いカウントダウンタイマーのような機能はないですが、見た目はしっかりしたLPを作ることは可能です。
SWELL
「SWELL」は、株式会社LOOSが開発しているWordPressテーマです。
株式会社LOOSはWordPressテーマだけでなく、公式からインストールできる無料のプラグインも開発しています。
価格は¥17,600(税込)で、ライセンスの制限はなく、複数サイトでの利用が可能です。
有料テーマの中ではトップクラスの人気を誇っており、かなりの利用者がいます。
リリースは2019年3月で4年前ですが、今でも積極的にアップデートされ機能が追加されています。
豊富なオリジナルブロックや既存ブロックの拡張により、直感的にページを作成できるWordPressテーマです。
本来はブログ向けのテーマではありますが、LPを作成する機能も実装されています。
SWELLの特徴
SWELLの特徴は、オリジナルブロックや既存ブロックの拡張によるブロックエディターの使い勝手の良さです。
直感的な操作で装飾やレイアウトが行えます。
豊富なオリジナルブロックで自由自在にコンテンツを作成できます。
また、高速化や収益化など、本格的にサイトを運営する人が使いたい機能もかなり網羅されています。
SWELLは利用者が多いので、カスタマイズ方法や設定方法が分からない時、Google検索などで解決方法を調べやすいというメリットもあります。
SWELLの概要
テーマ名 | SWELL |
価格 | ¥17,600(税込) |
販売元 | 株式会社LOOS |
サポート | ユーザー専用フォーラム |
ブロックエディタ | 対応 |
複数サイト利用 | 制限なし |
第三者サイトの制作 | 制限なし |
SWELLについてはこちらの記事で詳しく解説していますので、参考にしてください。
人気のWordPressテーマ「SWELL」を使ってみた感想。メリット…
今回は今最も人気のあるWordPressテーマの1つ、「SWELL」を紹介します。SWELLの特徴や…
テーマの詳細は公式サイトをご覧ください。
STORK19
STORK19は、人気のテーマをリリースしてきたOPENCAGE(オープンケージ)の有料WordPressテーマです。
以前STORKというテーマがあったのですが、ブロックエディター対応などパワーアップしたのがSTORK19です。
有料のテーマは数多くありますが、個人的にはSTORK19のデザインはかなり良いです。
価格は、 ¥11,000(税込、2023年7月29日現在)と有料テーマの中では比較的低価格です。高機能なテーマだと15,000円前後が多いですからね。
LP用のテンプレートも用意されているので、LPを作ることが可能です。
ただし、ブログ用のテーマなのでLPとして使うには若干オリジナルブロックの物足りなさを感じます。
そこまでこだわったLPを作るのでなければ、STORK19で十分作成可能です。
STORK19の特徴
STORK19の特徴をまとめると、
- オシャレなデザイン
- 豊富なオリジナルブロック
- 既存ブロックの拡張機能
- ブロックエディタのツールバーにオリジナル設定項目
- LP作成機能
- スマホとPCで表示を変えられる
- ブロックごとのアニメーション機能
設定箇所はそこまで多くないので、どちらかといえば初心者向けです。
人によっては若干物足りないと感じるかもしれません。
STORK19の概要
テーマ名 | STORK19 |
価格 | ¥11,000(税込) |
販売元 | hTDESIGN合同会社 |
サポート | 問い合わせフォーム |
ブロックエディタ | 対応 |
複数サイト利用 | 1サイトのみ |
第三者サイトの制作 | 不可 |
LPが作成できるプラグイン(無料)
次は、無料で利用できるLP制作に便利なプラグインを紹介します。
Landing Page Builder
Landing Page Builderは海外製のLP制作用のプラグインです。
公式で公開されているので、無料で利用することができます。
日本語には対応していませんので、英語が分からないと若干使いづらいです。
上記リンク先にある「Live Demo」のリンクから、実際に操作して試すことができます。
豊富なオリジナルブロックが用意されているので、直感的に操作ができます。
Elementor Website Builder
Elementor Website Builderは、独自のエディタで直感操作でWebサイトが作れるプラグインです。
LP専用ではありませんが、エディターの自由度が非常に高く、Webサイト制作の現場でも利用している人は多いです。
利用者が多い分、使い方で分からない所があった場合も、Googleで調べれば解決策を見つけやすいというメリットがあります。
ブロックエディターとは操作感が異なるので、慣れるまでには若干時間を要するかもしれません。
簡易的なLPを作成できるテーマ(無料)
以下のテーマでも簡易的なLPを作成できます。
Lab23
Lab23は無料で利用できるWordPressテーマです。
スタイル設定が豊富にあり、細かくデザインの設定を行うことができます。
オリジナルのブロックも多く用意されているので、パズル感覚でコンテンツを作成することができます。
本格的なLPは作成できませんが、簡易的なものであれば作成可能です。
豊富なデザインパターン
色設定やレイアウト、スタイルの設定が複数用意されているので、いろいろなデザインにカスタマイズしやすいのが特徴です。
モノトーンやカラフルなサイトまで、幅広く対応しています。
高速表示
表示速度の最適化もされているので、表示が早く快適に閲覧できます。
昨今ではサイトの表示速度はSEOに影響するので、表示速度の最適化は必須となっています。
その点Lab23は問題なく利用できます。
豊富なオリジナルブロック
Lab23にはオリジナルのブロックも豊富に用意されています。
一例を挙げると、以下のようなブロックです。
- オリジナルボタンブロック
- ボックスブロック
- マイクロコピーブロック
- リッチテーブルブロック
- 吹き出しブロック
- セクションブロック
- アコーディオンブロック
- 質問と回答ブロック
- ステップブロック
この他にも多くのブロックがあるので、直感的な操作でブログサイトを作り込むことができます。
このように、機能面とデザイン面両方でバランスの良いテーマになっています。
LPに必要な基本的なブロックは用意されているので、そこまで本格的なものでなければ作成可能です。
実際、トップページのLPは、このテーマと専用プラグインで作成されています。
無料と有料、どちらを選ぶべき?
LPを本格的に作るのであれば、有料のテーマかプラグインがおすすめです。
無料でもある程度作られるものもありますが、LP向けの機能が不十分だったり、海外製で日本語対応していなかったりするからです。
特に日本製のテーマやプラグインに顕著なのが、有料の方が開発に力を入れているという点が大きいです。
無料のテーマやプラグインは直接的に製作者の収入に結びつかないためか、機能のアップデートが止まってしまうことがほとんどです。
成約率は考えず、ただLPがあるだけで良いという方は、無料で十分です。こだわったLPを作らないのであれば、数万円するテーマやプラグインにお金をかけるのはもったいないからです。
無料のテーマやプラグインでイマイチなLPを作るのであれば、有料を購入してしっかりとしたLPを作成し、売り上げを伸ばした方が長期的には良いとは思います。
LP向けWordPressテーマ・プラグインの選び方
LP向けWordPressのテーマ・プラグインは以下のように選んでください。
製品・サービスの販売・申込みを促す機能があるか
LPは一般的なサイトと違い、商品・サービスを売る・申し込んでもらうことが目的になります。
そのため、製品・サービスの販売・申込みを促す機能が実装されていることが重要になります。
例えば、
- カウントダウンタイマー
- お客様の声
- CTA
- A/Bテスト
といった機能です。
このような機能が充実しているのは、LP CreatorとLPtoolsです。
LPに特化したテーマではなく、ブログ向けのテーマはそのような機能がありません。
WordPressでLPを作成したいのであれば、LP特化のテーマ・プラグインがおすすめです。
オリジナルのブロックが豊富にあるか
LP向けWordPressのテーマ・プラグインに、オリジナルのブロックがどれだけ用意されているかは重要です。
オリジナルブロックが充実していれば、制作に必要な装飾やレイアウトがしやすいので、LP構築が楽になります。
オリジナルブロックがない場合は、決まったフォーマットで制作する形になるので、LPの自由度が低くなりがちです。
LP CreatorやLPtools、LIQUID LP、SWELLはオリジナルブロックが豊富にあるのでおすすめです。
好みのデザインが構築できるか
WordPressテーマ・プラグインの販売サイトに掲載されているデモページや作例を見て、自分の好みのデザインが構築できるか確認してください。
販売サイトにデモページや作例がない場合は、Googleで検索してレビュー記事などで探してみてください。
それでも実際のデザインが確認できない場合は、他のテーマ・プラグインを選んだ方が良いでしょう。
アップデートされているか
WordPressのテーマやプラグインがまだアップデートされているかは重要です。
定期的にアップデートされているということは、機能が追加されているということになります。
アップデートが数年行われていない場合は、新しいWordPressのバージョンで不具合が生じる可能性もあります。
アップデート情報が公開されていない場合は、レビュー記事などを検索して調べてみてください。
販売元のお知らせやSNSで、アップデートされているか確認できる場合もあります。
LPを作成するコツ
ここでは、LPを作成するコツを紹介していきます。
ペルソナを設定する
LP制作でほぼ必須となっているのが、ペルソナの設定です。
ペルソナ設定は、自社の商品やサービスを利用しそうな人物像を設定することです。
性別や年齢のような広い属性だけでなく、趣味嗜好や行動パターンやライフスタイル、家族構成など、詳細な項目まで設定します。
細かな項目を設定して、実際にいそうな個人を作り上げます。
ペルソナ設定は想像で作るのではなく、実際に商品・サービスを購入した顧客の情報を分析したり、アンケート調査を行ったりします。
お客様の声をのせる
可能であれば、お客様の声を載せましょう。
お客様の声があるということは、使ってみた感想などが集まるほどに実際に利用者がいるということがアピールできます。
購入を考えている人は感想の内容を参考にするので、お客様の声は重要になります。
また、Twitter(現X)で商品・サービスの感想をLPに埋め込むことで、より生の声を届けることができます。
限定をアピールする
人は「期間限定」「今だけ〇〇円」「今だけの特典」などの文言があると急いで購入したくなります。
できるだけ期間限定でお得になるように、値引きや特典のサービスを提供できるようにしましょう。
この点やLP CreatorやLPtoolsに実装されている、カウントダウンタイマーのような機能を使うのがお勧めです。
商品・サービスの特徴や機能の説明だけでなく、感情に訴える
商品・サービスを売るためには、その特徴や機能面の説明だけではなく、閲覧者の感情に訴えるような作りにしましょう。
- この商品・サービスを使わなければ、どのような不利益があるのか
- この商品・サービスをどのような得をするのか
- この商品・サービスを使うことで自分自身がどのように変化するのか
- 実際に購入・申込みした人がどのような利益を得ることができたか
といったことが分かるようにLPの文章を考えることが必要です。
LP用の画像を作成する方法
LPは一般的なWebサイトとは異なり、画像を多用します。
LPに載せる画像はデザイナーに依頼するのが理想ですが、それができない場合は自分で画像を用意する必要があります。
もしデザインソフトがない場合は、Canvaというツールを使うのがおすすめです。
Canvaには豊富なテンプレートと画像素材が用意されているので、デザインの知識がなくても簡単にLP用の画像を作成できます。
ただ、デザイナーではない人がLPの画像を作成するのはハードルが高めなので、自信がない方はWebデザイナーに依頼するのがベストです。
LP全体を作ってもらうのはお金がかかるので、予算がないという方はページの一番上のファーストビューだけデザイナーに作ってもらうのもアリでしょう。
LP向けテーマを探してみた感想
実際にLP特化のテーマを色々探してみましたが、ブログ用のテーマと違い情報が少なく、選ぶのが難しいなと感じました。
購入して使ってみると、イマイチなテーマも結構ある印象でした。
個人的におすすめしたいのは、豊富なオリジナルブロックや機能がある「LP Creator」か「LPtools」です。「LPtools」は機能が豊富な分、価格は高めです。
LP特有の機能にこだわらない・コンテンツ作成の自由度重視であれば、「SWELL」のようなテーマの方が使い勝手は良いかと思います。
まとめ
今回は、LPを作成できるWordPressテーマを紹介しました。
LP特化のテーマはそこまで多くはなく、機能面でクオリティの高いテーマは一握りという印象でした。
コンバージョンを高めるような機能が付いているLPtoolsが個人的にはおすすめですが、30,000円以上出すのが厳しいという方はSWELLが使いやすくて良いかなと思います。
これからWordPressでLPを作ろうと考えている方は、ぜひここで紹介した内容を参考にしてください。
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