はいみなさん健康優良な生活は送っていますか。
健康のためには普段からの食生活が必須になります。しかし毎日健康な食事を意識して摂取するというのはなかなかハードルが高いもの。気を抜いたら体に悪いものを食べたくなるものですからね。
では毎日でも簡単に摂れる健康食品があれば嬉しいですよね。
ということで!
今回紹介したいのはリンゴ酢です。リンゴなのかお酢なのかよくわからないこの飲み物すスポットライトを当てていきましょう!
林檎酢とは?
はいではそもそもリンゴ酢とはいったいなんでしょうか?
なんとなく健康に良さそうな感は満載ですが、いったいリンゴなのか酢なのかどっちなのか?
正解はどっちも正解です。ちょっと意味がわからないという方、そんなことはありませんよ!
なぜならリンゴを原材料にした酢こそがりんご酢だからです。「リンゴがお酢になるのか?」と思った方、そういうことですよ!
まずお酢とは一体なにかというところから疑問が生まれるかもしれませんね。一般的なお酢は穀物や果実などを酢酸発酵させています。そこに酢酸や氷酢酸を加えていないものを醸造酢といいます。
ちなみに酢酸とはアルコールを酢酸に変える酢酸菌というものの力があってこそ。この酢酸菌はけっこう日常できなもので、なんと空気中にも浮遊しています。ほかには梅やぶどうなどの果物や、りごや蜂蜜などにも存在しています。菌とはいっても普段の食生活の中にも入っているということですね。
しかしこれは通常のお酢の話ですね。リンゴ酢は酢酸を加えていません。つまりリンゴやリンゴ果汁をフルに使っている飲みやすいお酢ということです。なので名前もそのままに果実酢ともいわれるものです。
果実酢ということでリンゴ酢はとてもフルーティな酸味です。そのため通常のお酢をイメージしている人にはかなりギャップがあるでしょう。お酢を飲むとなるとけっこう気合が入りますが、リンゴ酢であれば水と割っても飲めるくらいです。
ちなみに果物を原料とした増醸酢にはJAS規格で定義がバッチリされています。果実酢は原材料として1種類もしくは2種類以上の果実を使用しており、果実の使用送料が1リットルにつき300g以上のものと決められています。けっこうな量の果実を使っているという印象ですよね。
ちなみにリンゴ酢のほかにはシェリー酒でつくるシェリービネガーや、ワインビネガーともいわれるブドウ酢もありますよ。
リンゴ酢は体にどんな効果がある?
では気になるのがリンゴ酢の健康効果ですね。リンゴ酢はとても健康に良い飲み物です!
そもそもリンゴ酢がほかのお酢とどのような違いがあるかという話ですが、お米からつくったつくった酢と比べるとカリウムの値がかなり違います。米酢が大さじ1杯15mlで2mgのカリウムを含むのに対して、リンゴ酢は9mgのカリウムを含んでいます。
カリウムとはどんな栄養素かといいますと、ナトリウムとともに細胞の浸透圧の維持や、神経刺激の伝達、心肺機能や筋肉機能の調整など、小難しいものから直感的に重要そうなものまでさまざまです。
ちなみにカリウムが不足すると筋力低下や脱力感などが起こるのでけっこう重要なものです。まぁ栄養素で重要でないものなんてありませんからね。
ちなみにリンゴ酢は米酢よりも糖質が少なくカロリーも少ないため、ダイエット視点でも嬉しいのです。そのほかにもリンゴ酢にはさまざまな健康効果が期待できますよ!
血圧を下げる
先ほど紹介したカリウムですが、体内の塩分を排出する作用があります。そのため、リンゴ酢を飲むと血圧を下げる効果があるのです。血圧の値が気になる人にとってもリンゴ酢は効果的というわけですね。
ダイエット効果がある!
さらにうれしいのがダイエット効果です。お酢は胃酸の分泌を促したり腸を刺激するので、腸の動きを活発にします。
つまり便通を改善する効果があるんですね!
お酢に含まれる酢酸に胃腸の動きを促進する効果があるほか、消化をスムーズに進める効果もあるのです。そのため胃腸の調子が悪い人はお酢を飲むというのが非常によいのです。
さらに酢酸には脂肪の合成抑制効果や、脂肪の分解を促進する効果もあります。つまりお酢を飲むだけでダイエットまでできるということです!
リンゴ酢の主成分である酢酸には脂質代謝を促進して内臓脂肪を減少する効果があります。古代であれば内臓に貯蔵したエネルギー源である脂肪をガンガン減らすことはエネルギーを無駄に消費する行為でしたが、現代は必要以上に食べ過ぎてエネルギーを貯蔵し過ぎているわけですから、ダイエットなんてものが流行するわけです。そのため肥満につながる脂肪の蓄積を解消するにももってこいなのがリンゴ酢なのです!
胃腸のトラブルを改善すること自体もダイエットにつながります。というのも便通を改善することでお腹に溜まった便をどんどん排出できるので、体重減少のほかにぽっこりお腹の改善だって実現できます。
美容にもいいリンゴ酢!
リンゴからつくったお酢というそれだけで美的感覚的によさそうな代物ですが、その通りで美容にも非常に有効です。
というのも、お酢に含まれるクエン酸には肌の新陳代謝を促す効果があります。つまり、古い角質や老廃物を排出して新たな細胞に生まれ変えるおkとができるのです。このターンオーバーをスムーズにする効果がクエン酸にはあるため、リンゴ酢は美肌を生み出すためにも欠かせないということになりますね。
ちなみにクエン酸はエネルギーの産生にかかわる栄養素なので、疲労を感じやすい人にももってこいです。身体のエネルギーを補給して疲労回復をする効果もあるので、体を動かそうという気にもなるわけですね。
体を動かさなければ代謝はどんどん低下してお肌の調子も悪くなっていくので、普段から疲労を溜めないように身体を芯から改善することは美容の観点でも非常に重要です。
運動しなければ肌がどんどんと残念になっていきますから、疲労が溜まらないで運動したくなる体をつくるのは結果的に美容につながります。体が疲れるからといってすぐに座ったり寝転んだり、あとはエレベーターやエスカレーターに頼るのは疲労が蓄積していることも原因です。日常的に立ったり歩く時間を増やすだけでも運動不足は解消できるので、疲労回復は巡り巡って美肌づくりに直結してきます!
ということでクエン酸をリンゴ酢から摂取するのは非常に重要!
リンゴ酢を取り過ぎるのは危険?
なんでも限度がありますが、これだけ体にいいリンゴ酢を飲み過ぎるのは体によくありません。
というのも、お酢自体を飲み過ぎるのが推奨されないからです。まぁガブガブと飲むものではないので当然だと思うかもしれませんが、どうして酢を飲み過ぎるとよくないのでしょうか?
それは主成分である酢酸が酸性が強いためです。摂取し過ぎることによって胃腸が荒れてしまうので、胃腸へのダメージが懸念されます。
また、お酢にはものをとかす作用があるため油断は禁物!とはいってもすぐに内臓が溶けるなんて恐ろしいことにはなりませんが、ダメージがあることは念頭に置いておく必要があります。とはいえ、飲み過ぎることで胃を荒らすことになるばかりか、葉のエナメル質を溶かす可能性もあります。
そのため、リンゴ酢を飲む場合はコップ1杯を目安にしてください。
ただし要注意です。リンゴ酢を1杯丸々飲むなんてことはしないように!
基本的にリンゴ酢は原液を薄めて飲みます。カルピスの原液みたいなものなので、リンゴ酢をそのまんまで飲むわけではないことに注意してください。
目安はリンゴ酢に対して水を7倍程度入れることで飲みやすくなります。水で割るだけでもいいですし、炭酸水で飲むのもいいですね。
リンゴ酢を毎日飲むとどうなる?
では適量であればリンゴ酢は体にいいわけですが、毎日飲むとどうなるのでしょうか?
リンゴ酢は適量であれば毎日飲んでも問題ありませんし、むしろ健康な効果が期待されます。ハーバード大学が出版するハーバードヘルスによると、食事と一緒に1杯から2杯のリンゴ酢を飲むことで消化を助ける効果があるため、ダイエット効果があるとされています。
ちなみにこの減量効果を研究したものが学術誌の『Journal of Functional Foods』にありますが、これは39人を対象にしたというけっこう小規模なもの。しかしこの調査結果によると、1日の食事量を250カロリー減らす生活をした際に、リンゴ酢を摂ったことで体重が大きく減少したとのこと。
昼食と夕食時にリンゴ酢を摂取した参加者は12週間で4kgの減量に成功し、リンゴ酢を取らなかった人たちは2.2kgの減少だったといいます。
ほかにも『Bioscience, Biotechnology, and Biochemistry』誌によると、肥満体型の大人144人を対象に林檎酢を飲んでもらったところ、飲まなかったグループよりも体重減少が大きかったといいます。
これがリンゴ酢による効果ならばものすごいことですが、リンゴ酢と原料を扱ったデータが少ないため、これだけを参考にするわけにはいかないでしょう。
しかし、先述したようにダイエット効果があることは間違い無いので、タイミングを見計らって積極的に飲んでいくのがいいでしょう。
リンゴ酢のオススメの摂り方
リンゴ酢は摂取量さえ誤らなければ体にいいことは明白ですが、ではどういう風に摂取すれば良いでしょうか。
オススメなのがリンゴ酢にハチミツを加えるというものです。いかにも甘くて美味しそうですが、体にいいので良いこと尽くし!味のことだけ考えた組み合わせではないのです。
というのも、血糖値が安定する組み合わせだからです。血糖値とは、下がっていけば下がっていくだけ空腹感を抱きます。それは血糖値が下降することで、脳が空腹だと感じるからです。
しかし、だからといって血糖値を上げまくればいいわけではありません。血糖値は上げたら上げたで、急激に上げてしまうと体が血糖値の急激な上昇を危ういと判断して、逆に血糖値を一気に下げようとします。
するとまたお腹が空いたと感じるのです。当たり前に感じるかもしれませんがこの血糖値の急上昇や急降下は、インスリンの体調分泌に直結します。インスリンが大量に分泌されると血中の糖分を脂肪に変えて体に溜め込むのです。つまりどういうことかというと、太ります。
そうです。お腹が減ったからといって一気にご飯を食べたり、空腹感が続き過ぎるといったことは体重増加につながってしまいます!
しかも急激な血糖値の変動はそれだけではなく、眠気や気持ちのイライラを起こしたりと肉体にとっても精神にとっても悪いことばかり…。
そのため、血糖値を安定させることはダイエットの観点でもメンタルの観点でも肉体の観点でもとにかく重要なのです。
その安定を生み出すのがリンゴ酢とハチミツです。ハチミツに含まれる加糖は砂糖のショ糖おyりも体内吸収が早いため、血糖値を上げやすい糖です。それだけ聞くとハチミツを入れない方がいいのでは…と思うかもしれません。たしかに入れ過ぎるとアウトです。
しかし血糖値を上げやすいということは、適量を加えれば血糖値を必要以上に下げないということです。なので、食事の間隔が空き過ぎたり、間食したいときにあえてハチミツをプラスすることで不必要にあれこれ食べなくても、少しの量で血糖値を上げることができるハチミツを摂るのは有用なのです。つまり食欲を必要以上に沸かせないということですね!
なのでハチミツ入りのリンゴ酢を間食代わりに決まった量飲むことで、血糖値のコントールができて空腹感を生み出さないようにできるわけです。
しかもリンゴ酢にハチミツを入れることで圧倒的に飲みやすくなります。リンゴ酢は体にいいとはいえ、お酢なので酸っぱいため水や炭酸水だけだとかなり飲みづらいと感じる人もいるでしょう。
そのため、続けて飲めずにせっかくのリンゴ酢の健康効果を得られずにやめてしまう可能性も大!
それを防ぐのがハチミツです。自然由来のハチミツならそれ単体で健康効果もあれこれあります。悪玉コレステロールの低下や中性脂肪の低下など有益な効果が盛りだくさんなので、健康なドリンクとして積極的に飲みたいものなのです!
とはいえハチミツを入れ過ぎると逆に血糖値の上昇や体重増加にもつながるので、リンゴ酢と水をコップ1杯で割ったら、ハチミツ大さじ1杯を目安にしてください。
リンゴ酢を日常に取り入れることでダイエットも夢ではありません。続けやすい飲み方でリンゴ酢生活を楽しんでください!
参考サイト:
健康メニュー|りんご酢ってどういいの?
酢酸菌とは
リンゴ酢の効果効能とは?薬剤師が解説します【ダイエット・便秘・むくみ・高血圧対策に】
リンゴ酢を飲むタイミングはいつ? もっとも効果が得られる時間帯と正しい飲み方
リンゴ酢の効果や飲み方、血糖値が上がりにくい食事の摂り方とは?