目次
はいみなさん健康優良な生活を送っていますか!
健康のためには食生活が超絶重要です。そして健康のためには野菜が必須です。
食事はどんなものでも食べ過ぎると体によくありません。たとえば体に必須と言われるタンパク質もあまりに摂り過ぎるとそれはそれで健康的によくないですが、野菜はどんなに食べても上限が無いとも言われるほど。
とはいえ、一度に同じ野菜を食べ過ぎるとそれはそれで体によくないのですが、いろんな野菜を食べまくることは体にとってぜんぜん良かったりするわけです。
そんな野菜の中でも毎日食べるといいとされているものの一つに、トマトがあります。そしてそのトマトをジュースにしたものを毎日摂取すれば、とんでもない健康効果があるとまで言われているのです!
ということで、今回はトマトジュースを毎日飲み続けたら一体どうなるかという話やら、トマトの健康効果について触れていこうと思います!
トマトってどんな野菜?
ではまずそもそも、トマトはどんな野菜なのかというお話からです。
トマトとはトマト科の植物、ではなくナス科の植物です。ナスとの共通点が一見無いようですが、実は意外なところでリンクしている部分があります。それは花です。
ナス科の花はツルが長く、星型の花びらがくしゃついたような形をしており、ここに類似性があるのです。トマトやナスに花が咲くこと自体意外かもしれませんが、色味も多種多様でじつにユニークですよ。
そして栽培された起源自体は諸説がありますが、有力な説はペルー発祥という説。そのトマトが10世紀頃にメキシコへ伝わったことで栽培されたということで、メキシコから広がっていったということになります。
そのため、トマトの語源もメキシコなんです。これは古代メキシコで”膨らんだ果実”を意味する「tomatl(トマトゥル)」からです。
トマトの赤さは健康の証!
トマトの健康効果はかなりのものでして、トマトが赤くなれば医者が青くなるなんて言葉もあるくらいです。これはトマトを食べれば健康でいられるのでお医者さんにかからなくてもいいというほどトマトを食べていれば恩恵がありまくるという意味です。
まぁ実際に健康的でいられればお医者さんにとってはいいことなはずなので、青くなるよりもトマト同様に赤くなっていてほしいのですが。自分の委医院の売り上げが下がるからといって国民の体調不良を願うなんて医者がいればそれはもはやお医者様なんて言わないでしょうが、そんな余談はさておき。
トマトの赤さは健康に直結しているので、赤くなったトマトが健康を人類に与えてくれるのは誇張ではありません。
というのも、トマトの赤さの元であるリコピンが健康の秘訣なのです。
リコピンは脳卒中のリスクを減らすことができます。これはフィンランドので46歳から65歳の男性を12年間追跡した研究結果によるものです。なんとトマトから摂取したリコピン量の多い男性は、摂取が少ない男性よりも最大で55%も脳卒中リスクが低下したというのです。
また、リコピンは元にも効果があるという見解もあります。ガンにまで効くのです!!!
これはがん細胞の成長をリコピンが遅らせて、がん細胞を死滅させることにつながっている可能性があるのです。医者が青くなるというのも伊達ではないですよね。なんていったってガンにまで効果があるかもしえれないのですから!
善玉コレステロールを増やす!
トマトの魅力はまだまだあります。というのもやはりリコピンです。リコピンには血中の善玉コレステロールを増やすことが分かっています。
善玉コレステロールとは、HDLコレステロールともいわれます。善玉ということは悪玉コレステロールもあるのですが、悪という名前がついてるからと言って必ずしも体に悪いものではありません。
とはいえ、悪玉という名前がついているのでやはり増え過ぎると体に悪影響を及ぼします。血栓ができやすくなったり心筋梗塞のリスク高まるなど、悪玉コレステロールは必要以上に高くすることは望ましくありません。実際、健康診断でも悪玉コレステロール、つまりLDLコレステロールの数値が高く診断結果で引っかかることも珍しくありません。
それは、悪玉コレステロールが現代人の食生活で上昇しやすいからです。というのも、まず摂取カロリーが増え過ぎるとコレステロールの体内合成が促進されるので、LDLコレステロールがどんどん増えます。つまり食べ過ぎると悪玉コレステロールが増えてしまうというわけですね。食べ過ぎによってぶくぶくと体重と自己嫌悪が肥大するのは現代人にあるあるです。
また、悪玉コレステロールは鶏卵や魚卵、肉類を摂取することでも増えていきます。なのでついつい食べたくなったり食べ過ぎてしまう食事には悪玉コレステロールが増える原因盛りだくさんというわけです。
反対に悪玉コレステロールを減らすには大豆や豆腐などの植物性タンパク質、海藻やキノコ、それに魚介類の摂取をすればいいのですが、これらは現代人の食生活から遠のいている食品ばかりです。なので気をつけなければ善玉コレステロールが減って悪玉コレステロールの増える食生活に勝手に陥りがちな人が多いのです。
そんな終了している食生活によって起こるコレステロール値のガタつきを解消してくれるのがトマトなのです。トマトを食べる習慣がない人でも、ジュースによって摂取できれば簡単にコレステロール値を調整できるということになりますね。これは大きなメリットです!
食生活が崩れている人ほど、トマトジュースを飲む習慣をつければコレステロール値の改善が見込めるということですよ!
抗酸化作用にも注目!
また、リコピンには抗酸化作用があります。この抗酸化は、人体にとてつもなくメリットがあるのです。
なぜなら、人体は酸素を利用してエネルギーを作り出しているのですが、このとき活性酸素が発生します。活性酸素は体内の細胞を傷つけたり老化やシミ、シワなど体にとって嬉しくないものをガンガン生み出すので非常に厄介。
といっても完全に体にとって害になるというわけではないのである程度は必要ですが、必要以上に増えやすいのが現代人の活性酸素。そのため、活性酸素を除去できる抗酸化作用は、さまざまなメリットがあることになるのですね。
ちなみに抗酸化とは、体の中の酸化を抑えることです。つまり体が錆びないようにすることです。体が錆びると聞いただけでもけっこうゾッとする話ですよね……。
しかし抗酸化物質であるリコピンを摂取していればこの酸化を抑えて、動脈硬化や老化など様々なよろしくない体の変化に効果があるのです。
トマトを食べているだけでアンチエイジング効果があるなんて朗報でしかありませんよ!!!
というのも、抗酸化作用を保つリコピンは特に注目されているのです。なぜなら、β-カロテンやビタミンEにも抗酸化作用はあるのですが、β-カロテンの2倍、ビタミンEの100倍の抗酸化作用があるのです!!
つまりトマトの抗酸化作用はかなり強力ということになりますね!
そしてこのリコピンを常時に取り入れるためには何がいいかというと、トマトの加工品がいいんですね。
そうです、たとえばトマトジュースなど!!
やはりトマトジュースという摂取しやすい形式によって、これらの老化防止を実践できるのは非常に大きいわけです。
トマトジュースとは?
はいそれではトマトジュースとは一体なにかということですが、シンプルにトマトを液状にしたものです。
ではこれはトマトとどういう違いがあるのでしょうか?
ジュースにすると失われる栄養素がある!?
トマトをジュースにするだけで何が違うのか、というのも実はけっこう違いがあります。意外かもしれませんが、ジュースにすることは実はあまり肯定的で無いこともあるのです。
というのも、たとえば野菜ジュースがそうです。野菜ジュースは様々な野菜を一気に摂取できてとても効率的かつ魅力的な飲み物に思えますが、その生成過程において生野菜に含まれていた栄養がごっそりと失われるという話もあります。
もちろん栄養全てが失われるわけではありませんが、製造過程で減ってしまう栄養素があるのは事実です。たとえばビタミンCや食物繊維などは熱に弱いので、加工の段階で栄養素が損失するというわけです。
ではトマトをトマトジュースにした場合はどうなるかというと、やはり減ってしまう栄養素もばっちりあります。しかし、その反面でなんと増えている栄養素まであるのです。
とはいえ、ビタミンを摂取する場合は野菜ジュース同様にトマトジュースの方が少なくなります。ビタミンAもビタミンEもビタミンCも、軒並み生のトマトからの方が多く摂取できます。これはやはり加熱によってビタミンが壊れたりするからですね。
意外にもジュース化で増える栄養素がある!
しかし、意外かもしれませんが先述したリコピンを摂取する場合だと、なんとトマトジュースの方が断然多く含まれています。これはトマトジュースの赤さに秘密があるのです。
というのも、リコピンは赤色の色素の素なので、真っ赤な色をしているトマトジュースにはそれだけリコピンがギュウギュウに詰め込まれていることになります。赤いトマトジュースはその時点で購買意欲をそそるので、商品が売れやすくなることも狙いとして含まれているでしょうが、そのおかげで魔法の栄養素であるリコピンをたくさん摂取できるというわけです。
なのでトマトジュースを飲むことは、リコピンを効率よく摂取できるということになります!
リコピンには抗酸化作用がバリバリにあるので、その恩恵を体内に吸収しまくりたい方はトマトジュースを飲むのがオススメです!
トマトジュースはスーパーはもちろんのことコンビニにもふつうに売っていますから、簡単に買えるのも大きな魅力。そして生のトマトを買うよりもお値段的にも買いやすいのもいいですね。けっこうトマトって高いですし。というよりも野菜自体がけっこうな高級食材なわけですから、ジュースで摂取できれば理想的ではあるのですが。
基本的に野菜を野菜ジュースだけで摂取するのは不足なので、栄養素を補うために飲むのがいいです。
トマトジュースはGABA効果も期待!
ではトマトジュースの場合はほかにどんなメリットがあるかというと、GABAです。
GABAとはガンマアミノ酪酸のことです。このGABAはけっこう近年になって見つかったもので、1950年に初めて哺乳類の脳から抽出されました。発見方法がえげつないのがきになりますが、このGABAはどういうものかというと、神経中枢で働く抑制系の神経伝達物質です。
そんな小難しいものがトマトジュースに含まれていることが摩訶不思議ですが、ではいったいどういう効果があるかというと、なんとストレスに効くのです。GABAは気持ちを落ち着かせる効果があるのです!
これは先ほど説明した神経伝達物質が関わってきます。というのも、ドーパミンなどの興奮系の神経伝達物質の過剰分泌を抑制してくれるため、結果的にリラックスした状態をつくることができるというわけですね。
そのため、GABAは現代人にとっても必須の成分と言えます。ストレスにさらされまくることが大半の現代人には、体内のGABAが消費され続けて不足している可能性が大なのです。なのでストレスに対抗するためにトマトを毎日食べるのがよいわけですが、それを実践しやすくできるのがトマトジュースということですね。
ちなみにGABAは体内で生成されますが、加齢によって減っていくので高齢になればなるほどトマトジュースの出番が増えるというわけです。
あとはGABAはストレスに対抗してくれるだけでなく、睡眠の質を高める効果もあるので、結果的にストレスフリーの効果がアップします。睡眠の質が下がれば下がるほどストレスも増えますし、疲労も回復しませんからね。GABAを摂取することは生活を豊かにすることに直結するのです!
トマトジュースを飲んで生活の質を高めよう!
トマトジュースを定期的に飲めば、心身の健康レベルは確実にアップするでしょう。野菜不足な方にはなおのことオススメです!
野菜の恩恵を気軽に得られるのがジュースの魅力であり、なかでもトマトに特化したトマトジュースは今回紹介したようなメリットが盛りだくさん!
美容と健康、メンタル、そして老化にも効果バツグンのトマトジュースをぜひあなたの生活の一部にしてください!!!
参考サイト:
【管理栄養士執筆】トマトジュースの健康作用まとめ 健康に良いと言われるのはなぜ?
野菜ジュースは飲んでも意味がないって聞くけど、実際どうなの?
トマトに含まれるGABAの効果|簡単レシピもご紹介
抗酸化による老化防止の効果
活性酸素と酸化ストレス