はいみなさん健康優良な生活を送っていますか!
健康な生存のためには食事が欠かせません。人間の体は食べたものでできていますからね。とはいえ食べ過ぎていてもかえって体に良くないので、食べればいいというわけでもありません。
そこで現代人にとって必要なのは、食べ過ぎないことです、もっといえば、食べないこと自体が健康に直結するということだってあるのです。
ということで今回は、断食についてお話ししたいと思います。といっても修行の如く何週間も食べないなんてことはなくて、半日や1日くらいの軽い断食についてです!
断食を日常に取り入れば痩せるだけでなく、若返ることも可能!?
目次
現代人は食べ過ぎている!
まず断食の重要性について触れるためには、なぜ断食がそもそも必要かという話からしていこうかと。
そもそも、現代人は食べ過ぎによって体調不良が起こっていることが少なくありません。糖尿病も高血圧高血糖も脂質異常も食べ過ぎによって起こります。食べ過ぎなければ健康でいられる場合はかなりあるのです。
というのも、現代では食べ物が簡単に手に入ります。それも食べなくていいものですら。ジャンクフードや油っぽい食べ物、お菓子、いつでもどこでも手に入りますよね。ウーバーイーツだってアマゾンだってあるので自宅にいながらでも購入できます。もはや近所のコンビニにすら行く必要はないほどです。
そんな簡単になんでもかんでも手に入る時代、古代のように食べ物に困って飢えで苦しむなんてことはありません。逆に食べ過ぎる環境は揃いに揃っています。
現代人はストレスも多く抱えているので余計にです。ストレスは過食を引き起こすので、余計に食べ過ぎる環境が整ってしまっているのです。
そのため、食べ過ぎによって体調不良に陥る人は驚くほど多いのです。
1日3食は食べ過ぎ!?
ではストレスもかからないようにしていて、食べるものにも気を遣っているという健康志向な方も当然いらっしゃいます。
「私なら全然大丈夫!」と自信を持って言える食習慣の方、しかしそういう方でも食べ過ぎている可能性があるのです。
なぜなら、1日3食が当たり前になっている人は問答無用で食べ過ぎている可能性があるからです。
「3食は体にいいんじゃないの!?」と驚きの声が上がるかもしれませんが、人によっては食べ過ぎに直行するかもしれないのです。
というのも、1日3食が必ずしも健康とは言い切れません。むしろ昔は1日に3食なんてのはポピュラーではありませんでした。そのため、常識的に3食を食べていると、というより3食しっかり食べなきゃと思って食べている人は、必要以上にカロリーや栄養を摂取している可能性もあるのです。
食べ過ぎは細胞レベルでダメージを与える
食べ過ぎによって起こる弊害は様々です。まず太ります。必要以上にエネルギーを摂取していれば当然です。消費エネルギーよりも摂取エネルギーが多ければどんどん脂肪になって貯蓄されるわけです。
太るだけに留まらず、食べ過ぎは消化するのに時間がかかるため、内臓に負担がかかります。すると眠りの質が下がるなど悪影響が出るばかりは、体内の活性酸素を増やします。活性酸素が増えすぎると体内が酸化するため、体内のDNAや細胞まで傷つけてしまいます。
つまり食べ過ぎは良いことがないのです。太るし眠りの質も下がるし細胞レベルで傷つけるしと、体にとって全てにおいて害があるといえます。
ちなみに酸化して細胞がダメージを受けると病気になりやすかったり病気を引き起こす原因になります。さらにシワやシミの原因になるので、老化すら招くのです。
本当に食べ過ぎはいいことがありません!!!
断食をすると病気にならなくなる!?
放っておいても食べ過ぎてしまうことの方が多いので、断食を日常に取り入れるのがいいというわけです。断食はむしろ必要ということです。意識して食べ物を食べない時間をつくることが、現代人の食べ過ぎを解消して、心身の悪影響から身を守るだけでなく健康な体をつくっていくからです。
断食をすると体に悪そうなイメージがあるかもしれませんが、むしろ逆です。食べ過ぎが起こりやすい現代人にとって、食べない時間をわざとつくることで、むしろさまざまな健康効果があるのです。
断食をすることでまず挙げられるのが体重の減少です。当たり前ですが食べないことで体重は減るのでダイエット効果があります。これはシンプルなメリットですね。食べ過ぎによって見た目が悪くなることで悩んでいる人は、食べなければダイレクトにメリットがあります。
また、体重が減るだけではなく、食べなければ体内を休ませてあげることができます。食べ物を消化するには内臓をフル活動させる必要があります。そのため、食べない時間をつくれば、それだけ内臓を休憩させることになるのです。
食べる量がいくら少なくても、間食が多いという人は常に体内を慌ただしく働かせていることになります。これでは体が疲れてしまうのでよろしくありません。
内臓を休ませると肝臓や小腸、大腸、胃などの機能を回復させるため、体内の不調を改善することにもつながります。
特に腸の働きが本来の機能を取り戻すと、免疫力を高めることもできます。免疫力の約70%は腸でつくられているので、腸の働きを改善すればそれだけで病気になりにくくなるのです。
断食をすれば若返る!
ダイエットにもなって病気知らずになるだけではありません。なんと断食をすれば若返ります!
というのも、断食をすること長寿遺伝子というものと密接な関係があるからです。この長寿遺伝子というのは胡散臭いものではなく、アメリカのマサチューセッツ工科大学のレオナルド博士によって2000年に発見されたものです。
長寿遺伝子はサーチュインというもので、この遺伝子からつくられるサーチュイン酵素は老化を抑制し、病変を修復させる連鎖反応を引き起こすことがわかっているのです。これによって長寿スイッチがオンになるというわけですね。
しかし普段この長寿遺伝子はオフ状態のため、スイッチを入れる必要があります。そのために必要なのが摂取カロリーの制限、つまり断食なのです。
というのも、これは飢餓との関係があります。飢餓が続くと子孫を残すことができません。当たり前ですが飢餓によって絶命してしまえば終了ですからね。
そのため、飢餓によって体に命が危ないということが伝わって、長寿遺伝子が働きます。すると生命力や生殖力を高めるために体が頑張るわけですね。
10時間食べなければ効果が出る!
ではどのくらい断食をすればいいのかというと、10時間目から効果が出てきます。なので飢餓状態になるために何日も食事を抜くなんてことは必要ありません。そんなことをするとさすがに体に支障がでてきますし、そもそも続けられません。
なのでまずは10時間を目安にしましょう。これは睡眠を込みでOKなので簡単に実践できます。むしろ睡眠の3時間前からは食事をしないことで、睡眠の質も上がるため、自然と10時間の断食は取り入れられる生活習慣にすれば生活の質もアップするのでオススメです。
では10時間食べ物を口にしなければなにが起こるかというと、肝臓に蓄えられた糖がなくなって脂肪が分解されていきます。するとエネルギーとして使われていくので、体重が痩せていくのです。
10時間食べないことを習慣にするだけで、毎日ダイエットの効果を得られるわけですね。
また胃腸を休めて排泄も促進され、さらにむくみも取れるなど様々な効果があります。
16時間食べなけれが病気を予防できる!?
断食として日常的に取り入れられるものにオートファジーがあります。これは16時間の断食によって得られる体内での変化です。なんと細胞が自己成分を分解するという現象が起こります。
これだけ聞くとそんなことしたら体に悪いのではないかと思えそうですが、むしろ逆です。なんとさまざまな病気の予防にもなるくらいメリットがあるのです。心不全や感染症、生活習慣病の予防だけでなく、発癌性まで抑えてくれるというまさに人体にとっての最強の薬ともいえるもの。
それが16時間の断食だけで起こるというのが驚きですが、空腹になることは人体にとってかなり重要なのです。食べ過ぎによって人体が疲れてしまうので体を休める効果がまずあります。
断食によって若返る!
このオートファジーですが、一体どういうものなのかというと、細胞の中の古いタンパク質や不要なものを壊して新しいものにつくりかえるということが体の中で起こります。つまり、食べない時間を意図的につくることで、体内の古いものを処理しようとするわけですね。
なので古い細胞を積極的に利用することで、細胞がどんどん生まれ変わり若返っていきます。そのため、なんとアンチエイジングの効果まであるのです。
ただ16時間の断食をするだけで若返っていくなんて驚きですが、それだけでなく寿命が伸びる効果まであります。これは先ほど紹介したように長寿遺伝子が働くことで起こるので、若返りと寿命を伸ばす効果を同時に得られるという凄まじいメリットが16時間断食にはあるのです。
驚くべき研究結果があります。2000年にアメリカのマサチューセッツ工科大学の教授が満腹にした猿と腹6分目の猿を20年間観察したところ、なんと満腹の猿はシワが増えて体毛も薄くなり、動脈硬化や高血圧などの症状が出ました。
しかし、腹6分目の猿はしわもなく体毛もあり生活習慣病もなかったのです。いかに食べ過ぎが体に悪く、食べないことでメリットが発生するのかが窺い知れます。
16時間の断食も睡眠込みでOKなので、15時に食事を終えて翌日の7時に食事をするというサイクルを行えば実現できます。とはいえいきなり毎日この16時間の断食を行うのは辛いので、週1回などでも効果があるため生活習慣に取り入れるのがいいでしょう。
断食を強制しない
断食には効果があるのは明瞭ですが、ここで注意したいのが断食を強制しないことです。
というのも、たしかに食べないことで体には凄まじいメリットがあります。しかし、食べないことを強制するとそれはそれで凄まじいストレスになります。
ストレスは体の大敵です。オートファジーが働けば若返りの効果がありますが、ストレスを感じてしまうとそれだけで老ける効果があるので本末転倒。
しかも食べないことでストレスが溜まっていくと、食事をする際に一気にドカ食いしようとしてしまいます。それでは不安定な食事のサイクルになるので、胃腸にも負担が大きくなります。また、結局は食事の量が増えてしまうという恐れも招いてしまうのです。
なので、自身にとって無理のない範囲で始めるのが大事です。毎日オートファジーを働かせて16時間食べないのが苦ではないという人もいれば、週1で辛い人もいるわけです。断食をしなければならないという固定観念に囚われると危険なので、やれるときにやってみようくらいの軽い気持ちで始めてください。
ファスティング自体は、元々の色が細い方や体重が軽すぎる方にはむしろ危険なので、まず自分が食べ過ぎているかどうかをチェックしてください。食べ過ぎている人は積極的にプチ断食を実行していいのですが、食べていない人はむしろ断食しない方がいいかもしれないくらいなのです。
1食抜くことを意識してみよう!
3食で食べ過ぎを招きやすいので、体が不調気味という人、体重が増えてきて気なるという人は、一食抜いてみるというのを検討してみてください。とはいえ3食が当たり前になっている人が無理に1食抜くと、次の食事でドカ食いする可能性が増すので、抜いても平気そうなタイミングは自分で調整してみてください。
オススメは夜食べないことですが、仕事など1日の疲れを食事で解消したいという方は食事によってストレスも吹き飛ばせるので、食習慣の急激な変化を行うというよりは、自分の中で1週間のうちのどこかで2食にするなど、徐々に変化を与えるのがいいでしょう。
断食ができれば、それだけで気持ち的にもメリットがあります。食べ過ぎを自分でコントロールして、食事の管理ができているという意識自体がダイエットにも直結しますからね。
また、意識して食事をコントロールできるようになれば、過食も意図的に防げるようになるので自己管理のレベルも上がっていきます。
断食を日常に取り入れることは、自分の体を自分で思い通りに扱うことになります。
無理のない範囲で断食を取り入れて、自分の体とうまく付き合っていきましょう!
参考サイト:
プチ断食、半日断食、一日一食。オートファジーが働く断食ダイエットのやり方と効果
オートファジーとは
一日一食のファスティング(断食)でカラダ改善!腸活!ダイエット!
一日3食は、気づかぬうちに「食べすぎ」を招く【「空腹」こそ最強のクスリ】
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