簡単に美肌が手に入ればどんなにいいでしょうか。
あれこれ高い化粧品を使ったり、シンドイ努力をしてまで手に入れるのは辛いけれど…
とにかく簡単にどうにか美肌を手に入れらないか!?
そんな方法を叶えるには、美肌になるための効果的な方法を習慣にしてしまうということです。
この美肌のための習慣を当たり前にすれば、勝手に美肌が手に入るというなんとも都合の良い魔法みたいなもの!
しかも、キツいことをせずに毎日やるだけでいいというのです。そんな魔法のような美肌習慣を今回は紹介したいと思います!
そもそも美肌とは?
そもそも美肌になりたいという願望こそあれど、では美肌とはなんぞやという話でもあります。
「たしかに美肌美肌っていうけど、具体的になに?」と思った方もいるのでは?少ないかもしれませんが!
美肌とはつまり、健康でハリのある肌のことをいいます。美容業界では「うなはだけつ」とういう言葉があるのですが、これは「料理のさしすせそ」みたいな感じです。
う=潤い
な=なめらかさ
は=ハリ
だ=弾力
け=血色
つ=ツヤ
というのが美肌の条件とされていて、これらのコンディションが整っている肌のことを美肌と呼びます。
肌には常に細菌がいる!?
美肌を手に入れるためには健康な肌を保つことが重要なのです。が、じつは肌には常にとあるものが存在しています。
細菌です。
「細菌!?」と驚かれるかもしれませんが、菌というのは人体にとって不可欠なものです。よく腸活といって腸内の健康を保つことが推奨されたりしますが、腸内を健康に保つには腸内細菌の働きが非常に重要になります。
つまり内臓にも皮膚表面にも、常に細菌が存在しており、この最近は様々な役割を担っています。そして肌の健康を保つためにも、この最近との共生が非常に重要になってくるのです。
皮膚表面には数十種類の常在菌がいます。そうです、常にそれだけウジャウジャといろんな細菌がいるのです。美肌になりたいのに肌にそんな菌がいるなんて話聞きたくないかもしれませんね!
とはいえ、これら常在菌のおかげで美肌が保てるので、このへん知っておくのはかなり大事です。
数ある菌のなかでも特にポイントとなる肌の常在菌がいるので、3つの細菌について紹介しましょう!
表皮ブドウ球菌
1つ目は善玉菌と呼ばれる、まさに肌にとって良い働きをしてくれる嬉しい菌です。人類の味方ですよ!!
この代表的な菌は表皮ブドウ球菌です。表皮ブドウ球菌とは、汗や皮脂を餌にする菌です。こう聞くととんでもない感じしますが、これらを元にグリセリンや脂肪酸を作り出すという重要な役割を担っているのです。
なぜ重要かというと、脂肪酸は肌を弱酸性に保つことで、抗菌ペプチドを作り出します。これにより黄色ブドウ球菌の増殖を増やします。
この黄色ブドウ球菌は人体にとってかなり問題を発生させるヤバい側の菌です。なぜなら食中毒の原因になる、悪いイメージにピッタリの菌です!
さらに皮膚にも害悪を発生させます。おできやにきび、水虫などの原因になるので、黄色ブドウ球菌を抑制するために必要な脂肪酸は必須なのです。
また、グリセリンは皮膚を守ってくれるバリア機能があります。水分の蒸散を抑えたり、外部からの水分を引き寄せるなど、肌の保湿効果バツグンです。つまり美容効果が半端ではないのです。化粧品成分としても使われるほどですからね。
つまり美肌のために必須な菌ってことです!!
黄色ブドウ球菌
しかしすべての常在菌が味方というわけでもありません。善玉菌がいれば反対の存在もいるのです。
ということで2つ目は悪玉菌。これはその名の通り、肌トラブルを引き起こす悪い菌です。美肌の大敵!!
その代表的な菌は黄色ブドウ球菌です。残念ながら皮膚の表面や毛穴に存在しています。とはいえ存在しているだけでは特に問題がないのです。問題になるのは、皮膚がアルカリ性に傾いた場合に増えすぎて肌のトラブルにつながります。
肌のトラブルには、この皮膚のアルカリ性に傾いた場合に起こりがち。皮膚自体は乾燥したり、汗をかいたりすることでアルカリ性に傾くため、普段からお肌のケアをすることは黄色ブドウ球菌の増殖を防ぎ、肌のトラブルを予防することにつながるのです。
アクネ桿菌
善と悪が存在しているとなると、それだけではなく、中間に位置するような菌もいます。中間というのは中立、というよりは良くも悪くも働くようになる菌です。
3つ目の菌である日和見菌です。善玉菌と悪玉菌のバランス次第で肌にやらかす内容が変わってきます。
日和見菌の代表的な菌はアクネ桿菌です。この菌は酸素のある環境では増殖できず、死滅するという非常に短命かつ繊細な菌です。そのため、酸素が届かない毛穴の中や皮脂腺に存在しています。
アクネ桿菌は皮脂を餌にして先ほど紹介した脂肪酸や、プロピオン酸をつくって皮膚表面を弱酸性に保つ役割があります。
皮膚を弱酸性に保つことは、肌のトラブルを回避するためにとても重要です。病原性の強い細菌の増殖を抑えるためにも必要になってきますからね。
しかしアクネ桿菌は増えすぎるとニキビの原因にもなるので、要注意!
皮脂の分泌量が増えたり、異常が発生して毛穴を防ぐなどすることで、アクネ桿菌は増殖して炎症を起こし、結果ニキビなります。
菌との良好な関係が美肌につながる!
美肌になるための習慣というのは、この常在菌との関係を良好に保つことも含まれます。というのも、菌のバランス次第で肌の良し悪しというのはかなり左右されるからです。
皮膚を健康に保つことこそが美肌につながり、美肌になるには常在菌のバランスをよくすることが重要。ということで、菌との関係をよくするための習慣と、逆にやったらまずい習慣というのも紹介したいと思います!
まず肌の心強い頼もしき味方、善玉菌である表皮ブドウ球菌を増やすことが肌の健康を保ち、美肌につながってきます。
ちなみに表皮ブドウ菌は美肌菌なんて呼ばれ方もします。今すぐ増やさなくては!!
メイクの習慣を見直す
ということでまず重要な習慣は、メイク周りを見直すということです。お化粧バッチリで自信満々に外出するのは結構素晴らしいこと!!
ですが、スッピンの素肌がダメージを負いまくるような生活習慣は非常によろしくありません。傷を負ったお肌を隠すためにさらにメイクをバッチリするようになれば、美肌からはどんどん遠のいてしまいます…!
では、美肌を手に入れるためのメイク習慣とはいったいなんなのでしょうか?
メイクはしっかり落とす
まず大事な習慣は、メイクをしっかりと落とすことです。というのも、メイクは肌にとって異物です。そのため、メイクが肌に残っていると、表皮ブドウ球菌の増殖を妨げてしまいます。
メイク落としがないようにしっかりと洗顔して落とすのは、美肌のための第一歩です。間違えてもメイクを落とすのが面倒だからそのまま寝るなんてことしないように!!
ゴシゴシ洗わない
とはいえしっかり落としたいがゆえに、ゴシゴシと洗うのはNGです。肌をいたわるように洗ってあげなければ、肌はダメージを受けてしまいます。
基本的に洗顔で陥りがちなのは、メイクなどの汚れの落とし不足か、汚れを落とそうと必死になってキメが乱れたり、頬が赤くなったりしてしまいます。
肌を洗うときは、洗顔料をピンポン玉2つ分くらいにたっぷりと泡立てて、肌をいたわるように優しく洗ってあげましょう。
洗顔後はすぐに保湿をする
肌を優しくしっかりと洗ってあげたあとは、その後のケアも非常に重要。というよりもここでケアをしなければ肌に潤いを与えることはできません。洗顔後は肌の上の水分が気温や体温によって蒸発するため、乾燥しやすいのです。
洗顔するだけではなく、その後の保湿もセットにするのが美肌の鍵ですよ!
メイクをしない日をつくる
美肌のためにはメイクはけっこうな大敵となるので、なるべく優しくしっかり落としたいところ。
ならば、もっといえばメイクをしないこと自体もかなり美肌には大事になるのです。
というのも、メイクは皮脂や汗に強いものも多いので、それだけメイクを落とすこと自体も大変になります。さらにいえば、メイクをしている状態も肌にいいとはいえません。
強力なメイクは日常を過ごすために欠かせませんが、お肌のことを考えるとなかなか複雑なものです。もしメイクが残ったまま眠ろうものなら大ダメージになりますし、せっかくの表皮ブドウ球菌がどんどん減ります。
かといって毎日落とすこと自体も肌へのダメージにつながります。
ではどうするかというと、メイクをしない日をつくるのです。最低でも週に1回はメイクをしない日をつくることで、表皮ブドウ菌が増えやすい環境になっていきます。
毎日毎日メイクだけでいるのは、美肌習慣から考えるとかなりのアウトです。何事にもリラックスや休息は重要なので、なるべくメイクをしない日をつくるように心がけてください。
美肌を手に入れる生活習慣とは?
メイクをしっかり落とした上で、さらにメイクをしない日をつくるというのが美肌にとってはとても十四です。
それにくわえて、普段の生活リズムや生活習慣自体も、美肌にはとてつもなく大きく関わってきます。
では、どんな生活を送れば美肌になることができるのでしょうか!?
運動
はい出ました運動です。運動万能!そして運動嫌いな人には悲報!
いえ、運動を悲報だなどと思わないでください。運動していればそれだけで幸せになれます。誇張じゃないレベルでさまざまな恩恵があるのが運動です。痩せやすくもなりますし仕事のパフォーマンスも上がりますし病気も解消できるしメンタルも回復するし挙げればキリがありません!
そしてもちろん美肌のためにも必須ですよ!
運動は肌のターンオーバーを促して、肌を健康に導く効果もあるのです。ターンオーバーとは、肌の細胞の生まれ変わりの仕組みですね。つまり運動すれば美しい肌に生まれ変わっていくというわけです!
しかも運動にはいろいろと美肌効果もありますよ!
たとえばウォーキングやジョギングなどの有酸素運動は、血液の流れをよくします。
そうすることで、肌の毛細血管の隅々にまで栄養や酸素を送り届けることができるため、肌を健やかに保つことができるのです。
また、運動によって汗を流すことで、じつは肌に水分が増します。「水分が出ていって逆効果じゃ…?」と思うかもしれませんがそうではありません。逆に肌の水分を増やして、さらに角質も柔らかくしてくれます。
それだけでなく、毛穴につまった皮脂などの余分な汚れを排出してくれるため、肌を綺麗にすることまでできるのです。
さらにさらに、毛穴の皮脂を排出すれば、毛穴の中で皮脂が酸化して黒ずむことまで予防してくれるのです。
まさに美肌のための効果が盛りだくさん!!!!
毎日の運動をするだけで、半端ではない美肌効果があります。運動といってもハードなことをする必要はありません。ウォーキングや散歩など、気軽にできる運動をプラスするだけでも効果があります。
美肌のために、軽い運動を日常にプラスしましょう!!!
良質な睡眠
質のいい睡眠も美肌効果は抜群です。というのも、睡眠時に分泌される成長ホルモンは、傷ついた細胞や疲労を回復してくれます。このとき、美肌に必要なターンオーバーも行われるため、良質な睡眠をとればとるほど美肌になっていくということです!
質のいい眠りというのは、長い睡眠時間というわけではありません。むしろ9時間以上の睡眠は基本的には健康に悪いとされているので、長く寝るのではなく、質を高めることが重要です。
たとえば就寝直前に食事をしないこと。これは食事によって内臓の動きが活発になると、眠りを妨げるあkらです。
また、就寝前のアルコールや喫煙も、眠りの質を下げてしまいます。さらにスマホやPCの画面を見ることでも、脳が覚醒してしまい眠りを妨げてしまいます。
眠る前には体にも脳にも負担をかけず、ゆっくりと過ごせる習慣が重要です。たとえば読書や瞑想など、心身に負担をかけずに眠りに誘ってくれる習慣がオススメ!
また、眠るときはエアコンなど使って室温の温度や室温を快適に保てば、より質の高い眠りを手に入れることができます。
あとは部屋を真っ暗にするのも快眠にとっては重要!
食事習慣を見直す
食事もめっちゃくちゃ重要です。私たちは食べたものでできています。ならば食事を見直すことは美肌になるための超重要事項です!
基本的にはバランス良く栄養素を摂取する食事がポイント。つまり健康的に野菜や果物、お肉や魚、卵、海藻などを食べることです。
これには、美肌をつくるために欠かせないビタミンAやビタミンB、ビタミンEなど各種ビタミンの摂取が重要になるためです。
また、ミネラルの摂取で皮膚の健康維持や肌のくすみに対処することもできます。
美容にいい食べ物は、肉や魚、卵にはビタミンとビネラルがバランス良く含まれています。さらにエイジングケアにもなる動物性タンパク質なので、適度に摂取することが重要!
野菜やきのこにはビタミンが豊富に含まれているので、これらの摂取も重要です。
また、海藻にはミネラルが豊富に含まれているので、お味噌汁などで摂取するのがいいですね。ただし味噌は摂取し過ぎると塩分過多になるので控えめに!
あとは大豆や発酵食品もオススメですね。大豆製品も栄養素がバランス良く含まれています。
発酵食品は腸内環境を整えることができて、腸内環境を整えることで肌の状態もよくなるので大事!
このように、さまざまな食品をバランス摂るように心がければ、自然と美肌の食生活になっていきます。ジャンクフードや砂糖たっぷりのジュースではなく、自然由来のこれらの食品をしっかり食べましょう!
参考サイト:
皮膚の常在細菌について
美肌の定義・条件とは?お肌のために大切な3つの習慣とスキンケア手順
美肌を育む「育菌スキンケア」とは?今日からできる育菌スキンケア法
ゴシゴシ洗いはNG!ここまで気をつけたい洗顔「基本のき」【脱・なんとなく洗顔】
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