日常の中に必須のものは人それぞれあるかと存じますが、僕の場合は自然はマジで外せない要素です。自然無しでふつーに過ごせるのはかなり宇宙人レベルで理解できないので、別の存在ということなのでしょう。実際問題本能が壊れている可能性あるんでかなりヤバいですが。
で、自然を身近に置くということで実践しているのが観葉植物です。観葉植物を育てる、というのがなかなかに興味深いことで、自然を部屋の中に配置できるのはもちろんのこと、生き物なので健康に育っていくようにこっちがあれこれ工夫をする必要あります。
植物が成長していく過程を見ることで、また成長する過程を用意するためにあれこれやるにつれて、生き物が健やかに生きていくには”ちょうどいい”というのがカギなのだとかなり思いました。
てわけで今回は観葉植物を育てていくなかで、人間人も共通して大事なんじゃないかなと感じたことを紹介するって感じでいきたいと!
目次
観葉植物って意味あんの?
観葉植物の話でいえば、そもそも観葉植物をよく思わない人もいるでしょう。なんでわざわざ植物部屋に置かなきゃなんねえんだよと。
観葉植物の効果はあれこれありますが、またもや世界に名だたるとこがとある研究結果を出してます。
NASAです。
NASAが観葉植物についての効果を実証したデータが!
植物には空気を浄化する効果があるというものがありますが、この定説が生まれたのは1980年台のNASAが出した研究結果から。
たしかに植物には、つまり緑には見るだけで癒しの効果があります。
だがしかし、飾りなだけではないのです観葉植物は。NASAも認めた緑の力、それは空気中の有害物質を助教する力があるというのです。空気清浄機かな?という感じですが、植物は生きていますからね。生命の神秘!
生きているだけで有害物質を除去する光属性っぷり
有害物質といえば、たとえばベンゼンやホルムアルデヒドなどです。ベンゼンは遺伝性疾患や発癌の恐れまであるほどけっこうな脅威っぷりで、ホルムアルデヒドは結膜炎やら皮膚炎を起こし、高濃度になれば呼吸困難まで発生させるものです。
そんなもんを浄化できるなんて植物は一体どれだけ癒しの力があるんだという話!
緑だ癒しだとかいうのはイメージなだけではなく実際に浄化する力があるのですからそりゃそうでしょという。
観葉植物でオススメなのがサンセベリア。これは僕も育てている(というか一緒に生きている)植物で、ベンゼンやらホルムアルデヒド、トリクロロエチレン、キシレン・トルエンなどの有害物質を除去する効果が、NASA公認!
なのにくわえて、オススメ理由が世話のしやすさですね。けっこうな丈夫なので、陽に当て過ぎても日焼けしづらかったり、水分をしばらーくあげなくてもぜんぜん枯れることなく、ズボラな方にもオススメできるパートナーです。
さらに見た目もけっこう特徴的で、観葉植物を部屋に置いてる感も味わえやすいと思います。存在感もありますしねー。
ちなみにサンセベリアはなかなかユニークなサイクルをもっていて、夜酸素をつくりだして二酸化炭素を吸収します。これ一般的な植物とは逆なんですよ。
環境と摂取の質の重要性
アメリカ航空宇宙局も認めるスーパー生物。
観葉植物を育てるといろいろ大事なことに気づけるんですよね。
何に気づけたかというと、『良く食べて良く寝て良く動く』ということです。
なんで植物育てることと健康生活みたいな内容が関係するのとなるかもしれませんが、けっこう大いにあります。
というのも良く食べて良く寝て良く動くって、なんか曖昧な表現じゃないですか?
これを具体的にしてくれたのが、観葉植物とともに歩む生活です。
なぜなら、植物は世話をし過ぎても枯れるし、世話をしなくても枯れます。
水を毎日与えると枯れる
たとえば。
観葉植物は水をやらなかったらどうなるか。
枯れますよね。
しかし毎日お世話しまくろうと意気込んで水をたっぷりあげてるとどうなるか。
枯れます。
意外かもしれませんが秒で枯れます。というか水を与えないよりもヤバいのが毎日の水やりです。
なんで毎日水をやると枯れるかといいますと、根腐れというものを起こします。
根腐れ。これは土の中の根が湿気ムンムンでやられてしまい腐ってしまうことをいいます。
この根腐れはマジでエグくて、水をしばらくやらない方が観葉植物は元気にやっていけるくらいです。過保護に忙し過ぎるとビックリしますよホント。根っこがブヨっブヨになりますから。キモイ!!!!!!
水をしばらく与えていなければ、なんとなーく元気なくなってるオーラ出し始めますが、水の与え過ぎで根腐れを起こすともう終わりです。死ぬだけです。復活は無理です。
水やってなったら水やればいいだけですが、やり過ぎて病気になるともう末期です。
飯は食い過ぎると毒になる
ここから捉えられるのが、飯食いすぎたら終わるぞってことです。
植物にとって水はまぁ人間でいえば飯です。もっといえば水に栄養剤混ぜて与えたりしますが、この栄養剤も与え過ぎるとマジで死にます。栄養過多で元気なくなるという本末転倒に陥るのです。
まさに人間でいえば飯を食い過ぎるとデブって病気になるという感じですね。現代人は炭水化物やらタンパク質やら脂質やらを摂取し過ぎているきらいもあるようなので、食い過ぎるなら食わない方がマシってのは植物の水問題とおもっきりリンクします。
タンパク質は人間にとって非常に重要ですが、取り過ぎたらデブりますしね。
観葉植物は植物それぞれで適度な水やりの期間やらタイミングがあります。これは人間それぞれ個人に合わせて食事量やら食事のタイミングを変えることとも共通する話です。
実際僕は食生活において、極端な食事制限をしたり、逆にめちゃくちゃ食おうとすることがありました。
栄養を取りまくろうとして1日5食の食事を実践したり、3日間なにも食わずに運動したりとなんかマジで極端なことをやるところあるんですが(場合によっては1週間炭水化物を取らないなど)、観葉植物を育ててからは極端さは害悪なんだと改めて思い知る機会になりました。
というのも水をやり過ぎて根腐れを起こした経験があるからです。食えばいいってもんでもないんですよ飯。適度にが大切。
運動的な意味で日光もすげえ大事
同じ感じで適度にといえば、日光です。植物は日光大好きなので日光浴はスーパー重要です。
陰性の植物なら直射日光はダメだったりするのでこれも植物の個性に合わせて日光浴をさせてあげるのが大事ですが、まあわりと太陽光をガンガン浴びたい植物もたくさんいます。
で、この日光ですが。
やっぱりキツ過ぎると死にます。
トレーニングやり過ぎて逆に筋肉が落ちたりするような感覚ですね。
どういう日光がダメなのか。
真夏の直射日光を浴びせ続けるとかなり危険です。死にます。
これは葉焼けという現象で、強過ぎる日光を浴びると葉が茶色くなるんです。まるで枯れたみてえに。
日光も運動も浴び過ぎやり過ぎはアウト
日光大好きだからガンガン浴びなよ!と真夏の炎天下に連日さらすとマジで植物にとって拷問です。まぁ植物によっては南国バリバリで過ごしている品種もあるのでそういったタイプはOKですし、暑さに慣れてくればいけるんですが、これもやっぱり慣らせるのが大事。
いきなりハードなトレーニングやって身体ぶっこわすようなものなんです。暑さに慣れてない植物を炎天下にさらすのは。
そもそも屋内で育てているとわりと人間が過ごしやすい室温に調整したりするので、いきなり過酷な外に出すとシンドイだけです。クーラーに慣れた現代人が外出たらどうなりますか?死ぬでしょ!
同じ感じで、身体が慣れてないで日光与えるのはヤバいです。夏は早朝や夕方に日光浴、もしくはカーテン越しとか調整してあげるのが大事。
これは人間でいう運動のレベル調整をするのと同様ですね。慣れてりゃハードトレーニングでも真夏の20キロランでもやりゃいいですが、運動してない人にそれやったら壊れるだけです。
日光も運動も大事ですが、適度に!もちろん日光与えないとそれはそれで枯れるので、運動全くしなかったら病気で終わるのと同じですよ。
適度に休むということ
で食事と運動ってきて休む関連でいくと。
人間にとっては睡眠大事ですよね。睡眠は寝不足は問答無用で害ですが、寝過ぎても害です。根過ぎは寝不足と同じくらい身体に悪影響を及ぼすので寝不足と寝過ぎはハイパークソです。
植物の場合でいえば、気温やら湿気の調整が重要になってきます。基本的に植物は高温多湿を好みますが、あんまりにも極端に湿気ムンムンだったり高温だとやっぱりシンドくなって枯れます。
また寒過ぎるのは論外です。寒いの基本的に無理ですからね植物。冬にみんな元気ないイメージありますよね植物。その通りで寒いと無理です。
また乾燥しててもヤバいので、冬だと湿度の管理は重要になってきます。人間が快適に過ごせる屋内環境をつくる上でも観葉植物は重要になってくるのです。観葉植物にとって辛い環境は人間にとってもクソです。
なので適度な気温やら湿度を保つことは、よく休むということにもつながってきます。暑過ぎず寒過ぎず、湿気あり過ぎずなさ過ぎずの環境づくりを意識するように、睡眠もちょうどいいぐらいが最もハイパフォーマンスになれます。
個人差があれど、人間にとっての最適な睡眠は7時間から8時間といわれるので、この睡眠時間を目安に過ごすのが健やか生活のカギとなります!
観葉植物も人間も生き物
まず当たり前なことですが、植物も人間も生きています。
そりゃそうだろってなもんですが、この生きるというためにはいろいろな要素が必要ですよね。
人間だったら食事だったり睡眠だったりが必要です。植物だって同じように必要なものがあるわけです。
水はもちろん必要ですし、日光もです。あとそもそも土が必要だったりと、「最低限これがなきゃ生きていけない」というのが植物たちにもあるわけです。
で、なんとなく生きているわけじゃないんですよね。必要なものが揃って、それらが生存に適した形で足されていくことで生命は維持できます。
観葉植物に限らず、雑草だったり公園の木々だったりもそうで、勝手に生えているなんてことはなく、生存するために必要な条件が揃ってるから生えることができるわけです。
人間は腹減ったら飯食って、寝たけりゃ寝てというのがすぐにできます。欲しけりゃ蛇口ひねったら水出ますし、近くのコンビニ行けば食い物なんてなんでもありますよね。
いろいろ忘れちゃってる、というか当たり前になり過ぎてる現代人
ですがそれは現代だからこそ。自然を忘れたヤバさはこういうところにも出ます。
簡単じゃないんですよ本来、生存に必要な環境やら食物を調達することは。
狩猟時代なら獲物を捕らえる必要がありました。居住スペースがコンクリだの無い時代は寝床を確保するにもキツいような時も人類のご先祖さまが経た上での現在です。
ご先祖さまたちが自然とともに共存していたのは、自然と共存しなければ生きていけなかったからこそです。
逆にいえば、自然無しで生存が可能になったからこそあれこれとぶっ壊れだしたのが人類といえるかもしれません。
必要なものがなくても、生きている”ような”ことが可能になったからこそ、どこかに異常をきたしながら生存”みたいなこと”を続けている。それが人類の大半ではないでしょうかっつう。
当たり前に疑問を持って行動したFacebookのCEO
生存について真剣に考える人というのは一定数います。たとえばFacebookの最高経営責任者であるマーク・ザッカーバーグ氏は、年初に自らの目標をFacebookに書き示します。
で、2011年にはこんな目標を掲げたのです、
「自分で仕留めた動物の肉だけを食べる」
なんちゅう原始的な目標でしょうか!
これにはもちろん理由があり、マーク・ザッカーバーグ氏は「命を食べて生きていること」「食べ物を手に入れて食べるのは難しいこと」という初歩的なことを肌見で感じるために、このような目標を掲げたのです。
現代人でこういうことを意識している人はまぁいないでしょう。しょうもないことを考える余裕なんてないであろうFacebookのCEOが真剣にこういうこと取り組んでるんですから、大事だと思うんすよねーこういうこと。
ちなみにザッカーバーグ氏は公約通り、自らの手でヤギの喉を裂いて、鳥や豚を屠殺しました。そして肉屋で捌いてもらった肉のみを食べて過ごしたといいます。
そうです。肉食うってこういう過程が必要なんですよ。スーパー行けば肉が手に入るわけじゃない。
手に入っていると思っているだけです。自分で手に入れたわけじゃない。
当たり前に疑問を持って、当たり前から変える
別にだからってみんな自分の手で肉を手に入れましょうなんて言うつもりはないですよ。
当たり前になってることをなんとも思わねえ姿勢がヤベエんじゃねえかって話です。そのへんマーク・ザッカーバーグ氏は疑問視して行動されたわけです。世界に名だたる人がこういうこと真剣にやってんですよっつうね。
真似しろとかそういう話でもなく、見習うことは大切だと思います。自分なりの形でね。
てわけで自分の当たり前になってる生活から見直してみるのはどうでしょうか!
僕は観葉植物を育てることで、改めて自分の生活スタイルを見つめ直す機会になりました。
空気も浄化できて生活も改善できるなんて素晴らしい!
というわけで観葉植物とともに生きるのはオススメですよっ。