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みなさんは普段のどが渇いたときになにを飲んでいますか?
飲み物は人間にとって必要不可欠です。食欲はなんとか我慢できても、のどの渇きは気持ちだけで抑えるのは非常に難しいもの。
というのも、人は食べ物よりも水分の方が重要だからです。人の体には食べ物がなかったとしても、水さえあればなんと1ヶ月近くは生きていくことができます。しかし、もし水分が一滴も摂取できないとすれば、どうなるでしょう?
こちらも驚くことに、なんと2、3日で命は危険にさらされます!
それほどまでに水分は人間にとって非常に重要なのです。とはいえ、2、3日なにも飲むことができないなんてことはみなさんにとってそうあることではありませんよね?
むしろ逆に気をつけるべきは、水分の摂り方です。気軽になんでも水分が手に入る現代では、むしろ水分を摂り過ぎて健康被害が生じることの方が圧倒的。
みなさんが普段から飲んでいる飲み物は、もしかすると知らない間に体に悪影響を及ぼしているかも…?
食べ物より飲み物で簡単に太ってしまう!
まず最も身近であり、それでいて非常に厄介なことからお伝えしましょう。飲み物次第では、人は簡単に太ってしまいます。
というよりも、食べ物よりも飲み物によって太る危険の方が大きいのです!
これは意外かもしれませんが、ダイエットにとってまず頭に浮かぶのは食事管理ではないでしょうか。たしかに食事管理はダイエットにとってとてつもなく重要です。ジャンクフードの摂取を控えたり、間食をしないようにしたり、甘いものの誘惑に負けないように日々頑張ったり…。
食べ物とダイエットは切っても切れない関係であることは言うまでもありません。
しかし、体重を減らしたい場合に見過ごされがちなのが飲み物。食べ物に気を遣っていても、飲み物の管理が疎かという方もいるのではないでしょうか?
じつはこれこそがダイエットの大敵!
もし食事制限をしっかりしているのになかなか痩せることができない、体重が落ちないと悩んでいる方は、普段の飲み物に原因があるかもしれませんよ?
研究で明らかになった飲み物の太りやすさ
ジョンズ・ホプキンス大学などの研究で、成人における飲料の摂取と体重変化の関係を調査したデータによると、液体によるカロリー摂取量の減少や体重の増減に関係があると判明したのです。
これによって判明したのは、固形物によるカロリー摂取よりも、液体によるカロリー摂取の方が体重に大きく影響を与えるという事実。
つまり食べ物よりも飲み物の方が太りやすいってことです!
この研究には、ジョンズ・ホプキンス大学のほかに、デューク大学やペニントン生物医学研究所、アラバマ大学やペンシルベニア州立大学の研究者などが研究に参加した本格的なものであり、その研究対象者や期間も本腰が入っています。
25歳から79歳までの810人を対象にして、18ヶ月間生活習慣調査を行われた結果判明したものです。そのなかには、太りやすい飲み物というなんとも恐ろしいものが明らかとなりました。
もしかすると、知らず知らずのうちに普段から飲んでいるものが、身体をぶくぶくと太らせ、体重をどんどん増やす要因となっているかも…?
では、いったいどんな飲み物が体重を増やしやすいのでしょうか?
体重の増えやすい飲み物とは?
研究で明らかになったもので、体重変化が顕著だったという飲み物の特徴があります。それは砂糖で甘みをつけた飲料です。
甘くて美味しい飲み物は基本的に体重増加につながってしまうということ。逆に、研究では砂糖を服踏む飲料を1日1杯減らすだけで、6ヶ月で体重は0.5kg、18ヶ月で0.7kg減少したといいます。たった1杯の砂糖入りの飲み物を減らすだけで、確実に体重は減少するということです。
このように、飲み物は体重と非常に深い関係にあります。では、具体的にどんな飲み物が体重を増やしてしまい、ダイエットの大敵となるのでしょうか?
太る飲み物その1.果汁100%ジュース
まずご紹介するのは果汁100%のジュースです。
「果汁100%のジュースなら、果物がメインなのだから太らないんじゃないの?」と思う方もいるかもしれません。たしかに果汁100%のジュースは果物が主体であり健康的ではあります。
しかし、蓋を開いてみれば果物のジュースはとても甘い飲み物。つまり、当分が含まれている飲み物です。
先ほど紹介したように、砂糖入りの飲み物は体重増加の直接的な原因となります。そして果物のジュースに含まれる糖分も、やはり糖であることに変わりがありません。加糖であっても血糖値はバッチリと上げてくれます。すると血圧が上昇して体脂肪の増加につながり、体重が増えていくということになります。
ここで気をつけたいのが、果物のジュースはつい飲み過ぎてしまうということ。自然由来のものであれば人口のものよりも飲みやすくてゴクゴクと飲みがちですが、その分だけ体に糖分もどんどんプラスしてしまいます!
果汁100%のジュースを飲む習慣がある方は、まず注意すべきですよ!
太る飲み物その2.野菜ジュース
健康的かと思いきや、果汁100%ジュースは太りやすくてショックだったかもしれません。しかし、ほかにも健康的にもかかわらず太りやすい飲み物があります。
それは野菜ジュースです。
「果物なら分かるけど、なんで野菜ジュースまで太りやすいわけ!?」と驚愕の声が聞こえてきそうですが、じつは野菜ジュースにもしっかりバッチリと糖分が含まれているのです!
意外かもしれませんが、市販の野菜ジュースには1本200ccあたり15g前後の糖質が含まれています。15gといえばピンとこないかもしれませんが、ガムシロップ約2個分にあたる量です。けっこう甘さをプラスしていることが分かりますよね。
そのため、健康を意識して毎日飲んでいたとすると、知らず知らずのうちに糖分を身体に足していってることになります。仮に砂糖不使用と記載されていたとしても、野菜自体に糖質は含まれているので野菜ジュースにはイコールで糖質が含まれることになります。
野菜ジュースを補助的に飲むのはいいですが、野菜不足を補おうとがぶ飲みしているとダイエットの大敵に!!
太る飲み物その3.スムージー
健康的な飲み物がノミネートし続けていますが、さらに驚きな飲み物の登場です。
それはスムージー!
美容と健康のためのダイエット食品であるようなスムージーが、まさかの太りやすい飲み物!?
スムージーといえば、生の野菜やフルーツをふんだんに使っているため、栄養価がとても高くて非常に優れた飲み物。
ですが、ここで注意ポイント。野菜とフルーツを使っているということは…
そうです。先ほど紹介した二つが、まさにフルーツジュースと野菜ジュースです。そのドッキングであるスムージーがここで太りやすい飲み物として紹介されるのは、不思議では無いですね…
スムージーは作り方次第ではカロリーや糖質を抑えて健康的なダイエット食品として利用することも可能です。
しかし、スムージーのレシピ次第では糖質が多過ぎて高カロリーな栄養もエネルギーもたっぷりの飲み物と化してしまいます!
というのも、スムージーが低カロリーで済む場合は、低カロリーの野菜を多く使ったり、水で割るなどの工夫があってのこと。
スムージーを美味しく飲む場合には、高カロリーなフルーツやハチミツを足すことも多いので、結果的に太りやすい飲み物になってしまうのですね…。
バナナやマンゴーなど甘くて美味しいフルールや、さらに牛乳や砂糖なんて入れれば糖質たっぷり!
たしかに美味しいですが、美味しくなるにつれて糖質もカロリーも増えていくのです…
さらに、スムージーの飲み方にも注意が必要!
というのも、スムージーを普段の食生活に取り入れようものなら、それはダイエットに適した飲み物にはなりません。
スムージーがダイエット食品として注目される理由は、食事と置き換えて代わりにスムージーを飲むからです。にもかかわらず、食事にプラスαでスムージーを飲んでしまえば、その分カロリーと糖分をプラスしているだけです。
もちろん栄養価をしっかりプラスできているので、身体にとって健康ではあります。しかし、ダイエット目的、痩せることが狙いであればスムージーの飲み方には気を配る必要があるのです。
スムージーでダイエットする場合は、なるべく糖質の高い食品をレシピに加えず、野菜を中心とすることがオススメです。
さらに食事の代わりとして摂取するなど、スムージーの取り入れ方には気をつけてください。ただ飲んでいれば、ただ太ってしまうだけですよ!
太る飲み物その4.スポーツドリンク
健康志向な飲み物は、飲み方を誤ったりシンプルに飲み過ぎるとただただ太ってしまうという悲しい現実…。
しかし、これら以外にも太りやすい飲み物はあります。それはスポーツドリンクです。
スポーツドリンクがどうして太りやすいのか?
それはスポーツドリンクには糖分が多く含まれているからです。
糖質の多く含まれた飲み物を飲めば飲むほど太ってしまうことは先にお伝えしました。そしてスポーツドリンクは、まさに喉を潤すにはうってつけであり、それゆえにガブガブと飲む危険に満ち溢れまくっています!
スポーツのときに飲むだけでも、かなりの糖分を摂取することになるので、アスリートでもない限りは水による摂取の方がオススメできます。勢い余ってリットル単位でスポーツドリンクを飲めば、いくら運動しても、糖分をガンガン身体に足していくことになりかねません…。
そして恐ろしいのは、スポーツドリンクを普段の飲み物として利用してしまうことです。
スポーツドリンクはとても飲みやすいですし、特に暑い季節には飲みたくなります。脱水症状を予防するためにもとても効果的であり、飲み方次第ではとても健康的になりますが、当たり前のように喉を潤すためにスポーツドリンクを飲むのはやめましょう。
水のようにスポーツドリンクを飲めばどうなるか?
そうです。糖分をガンガンプラスすることになります。
喉が渇いたときにスポーツドリンクを飲む習慣があれば、すぐにやめて水に変えてください!
太る飲み物その5.清涼飲料水
スポーツドリンクはつい飲みたくなってしまう飲み物ですが、もっと危険な飲み物があります。
それは清涼飲料水です。
たとえばコーラやサイダーなどの炭酸飲料もこれに該当しますね。
甘くて美味しい、いくらでも飲みたくなるこの飲み物は、ダイエットや痩せたいという願望とは真逆の効果を秘めています。
恐ろしいのですが、500mlの清涼飲料水に入っている角砂糖の量をご存知でしょうか?
なんと角砂糖10個から16個分に相当する量が入っています。500mlのペットボトルを1本飲むだけでこの糖分です!
そりゃ太るに決まっていますよね…。
ちなみに先に紹介したスポーツドリンクでも、角砂糖5個から8個分に相当する糖分が入っています。なのでスポーツドリンクをがぶ飲みするのは、体重を増やしにいってるようなものです。
それよりもペットボトル1本分の糖分が多い炭酸飲料を飲む習慣があれば、まず太ることは避けられません。
それに健康的にもメリットがないのが問題。スポーツドリンクであれば健康効果はありますが、一般的に炭酸飲料には栄養価といえるものがほとんどありません。
つまり、カロリーだけが異様に高くて健康には効果がない、どころか悪いです。炭酸飲料に限らず、糖分たっぷりの飲み物を飲み続けると心筋梗塞や脳卒中のリスクも高まります。
つまり太るだけでなく病気ルートもまっしぐらな危険な行為なのです!
清涼飲料水や炭酸飲料はたまに飲むなら問題ないですが、習慣化している場合は改めることをオススメします!
太る飲み物その6.お酒
最後にご紹介したいのがお酒です。お酒もジュースとは別の理由でたくさん飲みがちですよね。そして飲めば飲むほど、ダイエットとはかなれていきます。
というのもお酒にもやはり糖質が含まれているからです。ジュースほどの糖質が含まれていなくとも、量を飲むことが約束されているような飲み物なので、お酒を飲む機会があればその分どんどん太っていきます。
さらにお酒のアルコール自体もダイエットの大敵。アルコールを分解する過程において、中性脂肪の剛性が促されるからです。
つまりお酒を飲めば飲むほど中性脂肪が増えるということ!
中性脂肪がう減ると皮下脂肪や内臓脂肪の増加につながって、どんどん太っていきます。
そのため、ブランデーやウイスキーなど糖質が低くカロリーが控えめであっても、アルコール度数が高いので結果的に中性脂肪の合成をガンガン促します。
お酒が大好きな人にはなかなか辛いかもしれませんが、お酒はイコール太るということは肝に銘じておいてください…
紹介した飲み物はすぐに控えるように!
ここで紹介した飲み物は習慣化しやすく、飲むのを控えるべきだといってもなかなか難しいかもしれません。
しかし、太りやすい飲み物は飲むのを止めればそれだけで痩せるということです。
身体を動かしたり積極的になにかを食べるのではなく、ただやめるだけでダイエットになるならその効果は大きいです。
痩せたい、ダイエットしたいという目的のために、これらの飲み物を控えることを強くオススメします!
参考サイト:
体重管理には食べ物より飲み物の方が重要だと判明
果汁100%ジュースで太る!太る理由とフルーツで痩せるための方法を徹底解説
野菜ジュースは糖質高くて太る?市販は要注意?ダイエット向きの飲み方も紹介!
スムージーで太る原因と対策
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