今回は、ブログ運営をするのにおすすめしたいWordPressテーマを紹介します。
私自身、WordPressのテーマを開発しており、ある程度テーマには精通しています。
今回紹介するテーマは、全て利用した上でおすすめをしています。
目次
テーマは有料と無料どちらがおすすめ?
テーマには有料のものと無料のものがあります。
無料のテーマはお金がかからないというメリットがある反面、デザインと機能を両立させたものがほとんどありません。
デザインにこだわりがない、機能さえよければ良いのであれば、無料でも問題はありませんが、デザインにもこだわりたいのであれば有料がおすすめです。
また、無料テーマは更新が止まってしまうことも多いです。
現在頻繁に更新されている有名な無料テーマは、「Cocoon」と「Luxeritas」くらいで、他は更新が止まっています。
長く使いたいのであれば、有料テーマの方がおすすめです。
おすすめの有料WordPressテーマ
まずはおすすめの有料テーマを紹介していきます。
THE THOR

税込 14,800円(2020年5月13日現在)
高機能でデザインも優れた有料テーマです。
豊富なデザイン設定とサイト運営に便利な機能が多く搭載されています。
難点を言えばGutenbergに対応していないという点です(2020年5月13日現在)。


こんなオシャレなデザインのサイトを作ることができます。
「カスタマイズ」の画面はこんな感じ。豊富な設定項目がありますね。

細かいところまで自由自在に設定できるのが、このテーマの魅力です。
ビジュアルエディタには記事執筆を楽にする機能が多数搭載されています。

THE THORには様々な特徴がありますが、その一部を紹介します。
THE THORの特徴
- AMP対応
- 豊富なショートコード
- ランキング表示機能
- CTA表示機能
- アクセス数カウント機能
- 細かいSEO関連設定
- ビジュアルエディタの操作が楽、機能が豊富
- 複数サイトで利用可能
Gutenbergに対応していませんが、WordPress公式プラグイン「Classic Editor」を使えば問題ありませんし、近いうちに対応することが予想されます。
Affinger5(WING)

税込 14,800円(2020年5月13日現在)
収益化に便利な機能が多数搭載されたWordPressテーマです。
専用プラグインをインストールすれば、Gutenbergに対応します。
独自の管理画面があり、そこから各種設定を行う仕様になっています。

難点としてはアップデートする際に購入者ページから毎回パスワードを取得しないといけない手間がある点です。

デザイン性はシンプル目で、カスタマイズ次第かなと思います。
デザインに凝ったサイトを作りたいのであれば、THE THORやSANGOといったテーマの方が良いかもしれません。
デザインよりも機能重視、収益性重視という人におすすめのテーマです。
ビジュアルエディターの「スタイル」の中に様々な装飾が実装されています。

テキストエディターのクイックタグが豊富にあるので、ショートコードを使うのには便利です。

Affinger5(WING)には様々な特徴がありますが、その一部を紹介します。
Affinger5の特徴
- AMP対応
- 収益化に便利な機能が豊富
- 豊富なショートコード
- 豊富な記事装飾
- レイアウト、デザインカスタマイズが豊富
- 複数サイトで利用可能
STREETIST

税込 14,300円(2020年5月13日現在)
デザインと機能、サイトの表示速度にこだわったWordPressテーマです。
カラーはモノトーンで統一されており、モノトーンベースのブログにしたい人にはおすすめのテーマです。
他のテーマとは異なるデザインなので、デザインが被りたくない人にもおすすめです。
専用プラグイン(無料)を使えば、Gutenbergにも対応します。

ビジュアルエディターにも豊富な装飾機能が実装されているので、サクサク記事を執筆することができます。

ショートコードも豊富にあります。
設定項目はシンプルなので、初心者にもおすすめできるテーマです。
ただし、AMPには対応していないので、AMPを利用したい人にはおすすめできません。
STREETISTの特徴
- モノトーンベースのデザイン
- 表示が速い
- Gutenberg対応
- CTA機能
- ランキング機能
- 豊富な装飾機能
- 豊富なショートコード
- 複数サイトで利用可能、100%GPL
まだ新しいテーマですので、今後のアップデートも期待できます。
SANGO

税込 11,000円(2020年5月13日現在)
有名サイト「サルワカ」を運営している、catnoseさんが手掛けるWordPressテーマです。
Googleが推奨しているマテリアルデザインで、使い心地が抜群のテーマです。
オシャレ、可愛いデザインのブログにしたい人にはおすすめのテーマです。
表示速度も速いのも魅力の1つです。
設定項目はそこまで多くないので、WordPressに慣れていない人でも使いやすいと思います。

専用プラグイン(無料)を使えば、Gutenbergにも対応します。

Gutenbergのオリジナルブロックはまだ数が少ないですが、今後増えるのが期待されます。
SANGOの特徴
- マテリアルデザインで使い心地が抜群
- 簡単にオシャレ・可愛いデザインのブログになる
- 設定はシンプルなので、初心者にもおすすめ
- 複数サイトで利用可能
がっつりカスタマイズしたい中級者以上の人には少し物足りないかもしれませんが、これからブログを始める初心者にはかなりおすすめできます。
SWELL

税込 17,600円(2020年5月13日現在)
高機能で使い勝手が抜群のWordPressテーマです。
特にGutenbergの対応はピカイチで、ブロックエディターでの記事執筆がとても楽です。

2020年5月13日現在、15個のオリジナルブロックがあり、他を圧倒しています。
ビジュアルエディターにも、豊富な装飾機能が搭載されています。

デザインはシンプルです。

設定項目が豊富にあり、痒いところにまで手が届くテーマです。
機能が充実しているので、追加で入れるプラグインは少なくできるでしょう。
SWELLの特徴
- 豊富なオリジナルブロック
- 豊富なデザイン設定
- 細かい設定が可能
- 各種キャッシュ機能
- LP機能
- 複数サイトで利用可能、100%GPL
価格はちょい高めですが、それに見合った機能が実装されています。
おすすめの無料WordPressテーマ
お次は、おすすめの無料テーマを紹介します。
Cocoon

無料にも関わらず、非常に高機能なテーマです。
制作者はブロガーのわいひらさんで、同作者が手掛けるSimplicityをさらに進化させています。
アドセンスやAmazon/楽天の商品紹介、アフィリエイトなどで収益をあげるための機能も多数搭載されており、ブログで収益化したい人にも便利なテーマです。
HTMLのバリデーションエラー(間違ったHTMLの記述)がないので安心して使用できます。

設定は「Cocoon設定」という画面で行います。デザインやレイアウトはプレビューを見ながら設定が可能です。

Cocoonには「スキン」という機能があり、有志が追加してくれるデザインを選ぶ機能もあります。


Cocoonオリジナルのブロックは豊富にあり、ブロックエディターでの執筆も捗ります。

ビジュアルエディターにも豊富な装飾機能、便利機能が搭載されています。

有料テーマに比べるとデザイン面では劣る部分はありますが、機能面ではかなりのスペックを誇るテーマです。
無料ですが頻繁に更新されているので、安心して長く使用できるテーマでしょう。
Cocoonの特徴
- AMP対応
- W3CのHTML5バリデーションのエラーなし
- ページ高速化機能搭載
- 細かい設定が可能
- Amazon、楽天の商品リンク作成も簡単
- 豊富な装飾機能やショートコード
これで無料は凄いですね。
Luxeritas

こちらも無料にも関わらず高機能なWordPressテーマです。
2015年のリリースから現在まで更新が続いており、ここまで更新が続くのは無料テーマにしてはかなりレアです。
意外と知名度は高くないテーマですが、スペックはかなり高いです。
ブロックエディター周りも良い感じに開発されているのも魅力です。

ツールバーにも様々な装飾機能が実装されています。

Luxeritasオリジナルの設定ページでは細かい設定を行うことができます。

また、「外観」→「カスタマイズ」にも多くの設定ページが追加されています。


ブログ上級者でも満足できるレベルの機能が搭載されています。
かなり技術力のある開発者が作っているのだろうと思います。
Luxeritasの特徴
- 痒いところにまで手が届く豊富な機能や設定項目
- 様々なカスタムブロックやツールバーでの装飾機能
- AMP対応
- 高速化設定
デザインはシンプルで物足りないと感じる人もいるかもしれませんが、無料とは思えない高機能さが魅力のテーマです。
テーマの選び方
数多くのWordPressテーマがありますが、一体どれを選べば良いのでしょうか。
ここでは、WordPressテーマの選び方を解説したいと思います。
好みのデザインで選ぶ
機能や価格も大事ですが、デザインもとても大切です。
せっかく本格的にブログを始めるのであれば、好みのデザインのテーマを選ぶのがおすすめです。
デザインが気に入らないのに買ってしまうと、後々他のテーマが欲しくなってしまうでしょう。
また、好みのデザインであれば記事を書くのが楽しくなるので、執筆が捗るというメリットもあります。
スペックで選ぶ
本格的にブログを運営するなら、スペックの高さも重要になります。
チェックしたい機能
- サイト表示速度
- 記事の装飾機能
- カスタムブロックの種類やブロックエディターの使いやすさ
- 便利なショートコードがあるか
- 収益化を助ける機能
SEOの設定に関しては「All in One SEO Pack」などのプラグインを入れれば対処できるので、SEO設定の豊富さはそこまで気にしなくても良いでしょう。
記事装飾や収益化に関する機能は公式プラグインではカバーしづらいので、テーマ側で実装されている方が良いでしょう。
ライセンスで選ぶ
この記事で紹介したWordPressテーマは全て複数のサイトで利用することができますが、一部の有料テーマはインストールできるサイトの数に制限を設けています。
利用が制限されると、複数サイトを立ち上げる時に困るので、複数サイトで利用できるテーマがおすすめです。
そもそも、サイト数の制限を設けること自体WordPressのライセンス違反なのですが…。
他のユーザーの評価を調べる
購入する前に、Googleでテーマについて調べてみましょう。
テーマを調べていると、メリット・デメリットを知ることができます。
自分が欲しい機能があるのか、デメリットは許容できるものなのかを調べておきましょう。
まとめ
最近のWordPressテーマは高機能なものが多いので、この記事で紹介したテーマを使っておけば記事執筆はかなり捗るかと思います。
この記事を参考に、好みのテーマを見つけてください。
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