Webサイト制作をしていると、「SEO対策もして欲しい」と言われることが頻繁にあります。
とはいえSEOはとても難解で、しっかり理解して対策するのは簡単なことではありません。
この記事では、Web担当者やWeb制作者が押さえておくべき、コーポレートサイトのSEOについて解説します。
これからSEOに力を入れたいという方は、ぜひ参考にしてください。
目次
SEOについてよくある勘違い
SEOについてよくある勘違いが、「SEOには裏技のようなテクニックがあって、それをやれば検索上位に表示される」といった考えです。
はっきり言って、そんな裏技はありません。
SEOは地道なサイト運営と改善の繰り返しで効果を得られるものです。
本格的にやればお金も時間もかかります。
この記事で挙げるポイントを一つ一つ実践して、サイトの評価を上げるよう運用していく必要があります。
SEOは、サイト設計から始まる
SEOは、「どのようなページ構成にするか」、「各ページに何を配置するか」といったサイト設計から行わなくてはいけません。
閲覧者が求めている情報を載せる
サイトを訪れる人がどのような情報を求めているかを考えなくてはいけません。
一般的なコーポレートサイトであれば、
- サービス内容を知りたい
- 採用情報を知りたい
- 住所やアクセス方法を知りたい
- 問い合わせたい
- 経営者について知りたい
といった情報を知りたくて検索すると思います。
そのようなサイト訪問者が知りたい情報がサイトにしっかり掲載されていることが重要になります。
逆に、サイトのコンテンツが少なくユーザーの知りたい情報が満足に提供できていないのであれば、サイトの評価は上がらず、検索上位になるのは難しいでしょう。
サイトの評価を上げたければ、コンテンツを充実させて、閲覧者の満足度を挙げる必要があります。
コーポレートサイトによくある内容
以下はコーポレートサイトによくあるページです。
- トップページ
- サービス案内
- 採用情報
- 会社概要
- 沿革
- 代表メッセージ
- 企業理念
- お知らせ
- コラム・ブログ
- お問い合わせ
- プライバシーポリシー
これらのページを充実させることで、サイト閲覧者の満足度を上げる必要があります。
業種や会社によっては、必要なページは異なるので、上記プラスアルファも必要になるでしょう。
その会社にとってどのようなページがあるとユーザーのためになるのかを考えて、ページ構成を練るようにしましょう。
複数のサービス・事業がある場合は、それぞれのページを作る
サービス紹介については複数のサービスを一つのページにまとめるのではなく、各サービスの詳細を記述したページを作るのが理想です。
各サービスの内容をより深く理解してもらえますし、うまくけばサービス説明のページが検索上位にヒットして検索流入を増やすことができます。
当サイトであれば、以下のようなページです。
東京のWordPress制作に強いWebサイト制作会社です – 株式会社RETVAL
サービス説明を充実させることで、幅広いキーワードで狙うことができます。
キーワード選定
SEOの効果は、キーワード選定で大半が決まると言っても過言ではありません。
どんな検索ワードで検索させたいかを考えなくてはいけません。
キーワード選定のコツをここでは解説していきます。
キーワードを絞り込む
SEO対策をするにあたって、どの検索ワードで上位表示させたいかを具体的に決める必要があります。
キーワードは、多くの人が検索する単語ではなく、ある程度ターゲットを絞って選定しましょう。
「コンサルティング会社」を例にお話しします。
「コンサルティング会社」というワードで検索すると、コンサルティング会社の一覧やマーケティング会社を説明する記事が上位を占めており、どこか特定のコーポレートサイトはヒットしません。
では、「コンサルティング会社 マーケティング」「コンサルティング会社 M&A」ならいかがでしょうか?
いくつかコーポレートサイトが表示されたかと思います。
このように、キーワード選定では、2~3語のワードを組み合わせを考えていきましょう。
「業種 + エリア」「業種 + 強み」「業種 + 細かい分類」といった形が一般的です。
また、複数ワードで検索しているユーザーは、欲しい物やサービスを絞り込んでいるので、より購買意欲が高くなる傾向があります。
キーワードを意識したページタイトルを付ける
キーワードが決まったら、そのキーワードをタイトルに含めるようにしましょう。
トップページのページタイトルにあれこれキーワードを詰め込むのではなく、特に力を入れたいキーワードを含めるようにします。
トップページのタイトルに収まらなかったキーワードは、別ページを用意して網羅します。
SEOを意識したデザイン
SEOはコーディングだけではなく、デザインから意識する必要があります。
カッコ良さが全てではない
サイトを制作・リニューアルするなら、カッコ良いデザインにしたい気持ちは分かります。
ただ、SEO対策をしっかり行いたいのであれば、カッコ良さだけに囚われてはいけません。
ページを開いた時にゴリゴリのアニメーションが何秒も表示されて、コンテンツが表示されるまでに時間がかかる。
それでは離脱率が上がってしまい、Googleの評価は上がりません。
もちろん、ブランドイメージのためにカッコ良さを重視する場合はその限りではありません。
本当にリッチなアニメーションや個性的な動作が、ビジネスにとってSEOより重要なのかを考えなくてはいけません。
分かりやすさ、操作のしやすさを重視する
SEOを重視するのであれば、以下の点に配慮しましょう。
- クリックできるボタンやリンクは小さすぎないか
- 背景色と文字のコントラスト比は十分か
- 他のページに移動する導線は分かりにくくないか
「クリックできるボタンやリンクは小さすぎないか」と「背景色と文字のコントラスト比は十分か」については、デベロッパーツールのLighthouseでチェックできます。
導線については、ヘッダーやフッター、トップページのメニューから、各ページに移動がしやすいかを考えましょう。
ユーザーが探しているページへの移動が容易にできることが重要になります。
画像はオリジナルを用意する
SEOにおいて、オリジナリティは重要になります。他のサイトと似通ったページでは評価は上がりません。
そのため、画像もオリジナルのものが望ましいです。
フリー素材の画像を使うのではなく、写真を撮影したり、図表を作成したりするなどして、できる限り画像は自前で用意しましょう。
画像とテキストはバランスよく配置する
画像ばかりのサイトでは情報量が少なくなってしまいますし、画像がないと逆に見づらくなってしまいます。
文字だけで伝わらない内容、例えば、「会社の雰囲気」であったり「働いている社員」といった情報は写真で見せるようにしましょう。
SEOを意識したHTMLコーディング
見出しの構造
見出しはh1
,h2
,h3
,h4
,h5
,h6
でコーディングをします。
また、見出しはh1
→h2
→h3
といった形で構造化している必要があります。
h1
の次にh3
がきてしまうのは、正しい構造ではありません。
meta description
meta descriptionは、Google検索をした際にページのタイトルの下に表示される説明文です。
検索順位を決めるための直接的な要因ではないですが、クリック率を上げるために必須の項目になります。
説明文でしっかりページの魅力やサイトを訪問するメリットを提示できれば、クリック率が向上します。
クリック率はSEOにおいてプラス評価となりますので、間接的にmeta descriptionは重要な項目と言えます。
meta descriptionは以下のように記述します。
<meta name="description" content="ここにサイト・ページの説明が入ります。" />
構造化データマークアップ
構造化データマークアップとは、サイトの構造をGoogleの検索エンジンに伝えやすくするマークアップのことです。
例えば、パンくずリストのマークアップですと、以下のリンク先のような記述方法になります。
https://developers.google.com/search/docs/appearance/structured-data/breadcrumb?hl=ja#microdata_1
その他の例ですと、ブログ記事では以下のようにJSON-LDを使って構造化データを記述します。
https://developers.google.com/search/docs/appearance/structured-data/article?hl=ja#json-ld
HTMLを組むだけでなく構造化データを使って、検索エンジンに内容を適切に伝えるようにしましょう。
スマホでレイアウトが崩れている箇所がないか確認
スマホで横スクロールが発生するなど、レイアウトの崩れが原因でモバイルフレンドリー(スマホで見やすいかどうか)のエラーが出ることがあります。
モバイル フレンドリー テスト – Google Search Console
エラーが出るということは、「このサイトはスマホで見た時、操作しづらい」と評価されているということです。
スマホで実際にサイトを利用してみて、使いにくい箇所がないかを確認しましょう。
スマホの表示がおかしくて閲覧者が離脱することがあれば、マイナスの評価に繋がります。
サイト高速化する
Googleはサイトの読み込みが遅いと評価を下げると明言しています。
さらに、ページの読み込みが遅いと、ユーザーはストレスを感じてしまうため、離脱率が上がります。
ページの表示速度は、Googleの評価、ユーザー満足度において重要な要素になります。
ここではサイトを高速化する方法を紹介します。
画像を最適化する
高速化において最も重要なのが、画像の最適化です。サイトが遅くなる原因のほとんどが、画像にあると言っても過言ではありません。
画像を軽くするには、
- 画像を圧縮する
- 画像を適切なサイズにする
- WebPに対応する
- 適切な拡張子を使う
- 画像を遅延読み込みする
- width、heightを指定する
といった方法があります。
これらの最適化を十分に行えば、サイトの表示速度は向上します。
サーバーを乗り換える
サイトを作ってから長い期間が経っており今では使われていないような古いレンタルサーバーを使っている場合は、リニューアルのタイミングで乗り換えましょう。
ここ最近人気のあるレンタルサーバーは、表示速度の向上で激しく競っており、以前のレンタルサーバーに比べても高速化しています。
例えば、「エックスサーバー」や「Conoha WING」といったレンタルサーバーは速度が早い割に安価でおすすめです。
また、専用サーバーやVPSといったよりグレードの高いサーバーにすると、さらに表示速度を早くすることができますが、費用は結構かかります。
CDNを活用する
CDNとは、キャッシュされたコンテンツを配信することで、表示を高速化する仕組みです。
WordPressのサイトにアクセスすると、サーバーにリクエストが送られ、サーバー上でプログラムが動き、ページを生成して、ブラウザに表示されます。
CDNを使うと、生成されたページをキャッシュとして保存され、それがブラウザに表示されるので、「サーバーでプログラムが動き」を省略することができます。
サイト高速化だけではなく、サーバーの負荷を軽減する効果もあります。
ただし、導入や運用にはある程度の知識が必要になるので、ハードルは若干高めです。
CDNで有名なのは、CloudFrontやCloudflareなどがあります。気になる方は調べてみてください。
HTTPS化する
SSL/TLS対応すると、サイトから送信された情報が暗号化されます。暗号化されることで、パスワードのような情報の漏洩を防ぐことができます。
一般的にサイトをSSL/TLS対応することをHTTPS化と言います。
対応していないと、同じネットワーク上で送信された情報を簡単に傍受することができます。
SSL/TLS対応したサイトのURLがhttps://から始まります。
GoogleはHTTPSをランキングシグナルに使用すると公表しています。
HTTPS(Google公式)
HTTPS化していないとブラウザに警告が表示されるので、サイト閲覧者が不安になる可能性もあります。
ほとんどのレンタルサーバーは無料でHTTPS化できるので、必ず設定をしましょう。
オウンドメディアの運営
サイトの評価を上げるためにおすすめなのが、オウンドメディアの運営です。
コーポレートサイト内にブログやコラムを書いて、情報を発信するのがオウンドメディアです。
社内や外注で記事を書くリソースを必要があります。
オウンドメディア運営のコツ
オウンドメディア運営にはいくつかのコツがあるので、ここでは運営の方法を紹介します。
事業に関連する記事を書く
オウンドメディアでは、日記や趣味の話を書くのではなく、会社が保有している専門知識や情報を発信するようにしてください。
記事の内容は会社が提供しているサービスに近ければ近いほど良いでしょう。
提供サービスに関する記事をたくさん書くことで、手がけている事業の専門性が高いと検索エンジンに判断され評価が高くなります。
すでに上位表示されている記事を参考にする
狙っているキーワードで検索してみて、すでに上位表示されている記事を開いてみてください。
その記事の情報量・クオリティを超えることを目指しましょう。
- 上位表示されている記事が触れていない情報にも触れる
- 図表を入れることで上位表示されている記事よりも分かりやすく説明する
まずは200記事を目指す
少ない記事ではサイトの専門性を検索エンジンが評価することができないため、SEOの効果はそこまで大きくありません。
まずは200記事を目標に執筆してください。
他メディアのSEO解説記事でも目安として200記事を挙げられます。
これまでいくつかのメディアを運営した経験では、200記事前後を超えたあたりから上位表示され始めることが多いと感じます。
内容の薄い記事は効果が小さいので、前述した通り上位表示されている記事に劣らないクオリティの記事を200記事書くようにしてください。
過去記事を定期的にリライトする
作成した記事は公開して終わりではありません。
情報を追加したり、古くなった情報を更新したりして、記事のメンテナンスをしましょう。
特に上位を取りたい記事は頻繁に更新してください。
公開日のコーディング
記事の投稿日はtimeタグでコーディングしますが、公開日だけではなく必ず更新日を表示するようにして、更新日にdatetime
属性を付与してコーディングしてください。
オウンドメディアを運営するメリット
オウンドメディアの運営には様々なメリットがあります。
専門性をアピールできる
ほとんどの会社には、業界や業種に関連する知識が蓄積されているかと思います。
Web制作会社であれば、「Webデザイン」「HTML/CSS」「SEO」などの知識があるはずです。
専門知識や一般的には知られていない情報などを発信することで、「この会社は専門知識・ノウハウがある会社」だと思わせることができます。
Googleの検索エンジンは、サイトの専門性をかなり重要視しています。
専門性が高くて信頼できるサイトを上位にするべきというのは当然ですよね。
前述したように、オウンドメディアに日記や趣味の話を書いてはいけません。専門性の評価には全く効果がないからです。
被リンクがもらえる
情報を発信していると、その情報を共有するためにリンクが貼られることがあります。
他のサイトからリンクをもらうとサイトの評価は上がります。
コーポレートサイト単体で被リンクを増やすのは難しいのですが、オウンドメディアを運営すると被リンクがもらいやすくなります。
被リンクについては以下で詳しく説明します。
会社の知名度が上がる
オウンドメディアの流入が増えると、その分野での知名度が上がります。
知名度が上がると(会社名で直接検索する)指名検索につながります。
指名検索が多いと検索エンジンからの評価が高くなるため、SEOに良い影響があります。
オウンドメディア運営の難点
本気でSEOに取り組むのであれば、オウンドメディア運営はかなりおすすめです。
ですが、オウンドメディア運営で成果を上げているのはごく一部で、失敗に終わるケースが多く見受けられます。
オウンドメディア運営でSEOの効果が現れるのに、早くても半年はかかります。1年以上かかることも普通にあります。
すぐに効果が現れないために徐々に投稿ペースが落ちていき、気づけば全く更新されないということが起こるのです。
だからこそ長期的に本気で取り組めば、競合を出し抜くことができるのですが…。
被リンクの獲得
サイトを上位に表示させるには、被リンクも重要な要素になります。
有益なサイトや紹介したくなるサイトであれば、他のサイトからリンクされるのは自然なことだからです。
「被リンクが多いサイト = 有益なサイト」と評価され、検索上位に上がりやすくなります。
オウンドメディアを運営する
これはすでに触れた内容になりますので、省略します。
店舗やサービスを紹介するメディアに掲載してもらう
例えば、レンタルスペースを経営しているのであれば、レンタルスペースを紹介しているメディアに掲載してもらえないか打診をします。
メディアによってはコンテンツを充実させるために掲載してくれることもあります。
相互リンクを条件で掲載してくれることもよくあります。
取材対応や写真の提供ができれば、より掲載してくれる可能性は上がります。
被リンク獲得の注意点
被リンクは多ければ多いほど良いというわけではありません。
ここでは、被リンク獲得の注意点を説明します。
被リンク獲得施策は後回しでいい
これまでの経験上、競争が激しいキーワードでなければ、被リンクがほとんどなくてもコンテンツの質だけで上位に表示されます。
ですので、初めのうちは被リンク数は気にしなくて大丈夫です。
そもそも他のサイトから自然と被リンクをもらうには、サイトのコンテンツを充実させる必要があります。
コンテンツがスカスカなサイト、紹介したい情報がないサイトのリンクは増えません。
まずはコンテンツを充実させることが最優先になります。
質の高いコンテンツは自然に被リンクが集まるので、それ自体が被リンク獲得施策となります。
コンテンツは充実しているのに上位が取れない場合は、競合が多い・強いキーワードを狙っている可能性があります。
その場合は、戦略的な被リンク獲得を考えてなくてはいけません。
関連性の低いサイトからの被リンクはあまり意味がない
例えば食品関連企業のサイトに対して、英会話教室のサイトからリンクが貼られていてもあまり意味がありません。
食品関連企業のサイトであれば、食品に関係するサイトからのリンクの方が効果が高くなります。
コーポレートサイト内に事業に関連するコンテンツを充実させることは、同じジャンルのサイトからのリンクを得られることにつながります。
質の低いサイトからのリンクはあまり意味がない
ページ数が少ない、コンテンツが少ししかない、コピーコンテンツばかり、そのようなサイトからのリンクは意味がありません。
逆に、質の低いサイトから大量にリンクを貼ってしまうと、スパム行為だとみなされて評価を下げられてしまう可能性もあります。
逆に、Google検索で上位に出てくるような、質が高く評価の高いサイトからのリンクは効果が高くなります。
ですので、低品質なサイトをたくさん立ち上げてリンクを貼るような行為は逆効果になります。
競合調査
SEOでは、競合他社との比較して相対的に優れている必要があります。
そのため、狙っているキーワードの競合サイトを調査する必要があります。
競合サイトのページ構成を調査
狙っているキーワードで検索してみて、実際に上位表示されているサイトはどのような作りになっているのかを調べましょう。
- ページ数はどれくらいあるのか
- どんなページがあるのか
- 各ページへの導線はどのようになっているのか(ヘッダー、フッター、トップページなどからどのようにリンクが貼られているのか)
- ブログなどがあれば、どのような記事が書いてあるのか
といったことを調べます。
競合サイトの被リンクを調査
上位を取りたいキーワードで、すでに上位に表示されている競合サイトの被リンクを調べてみましょう。
もし膨大な被リンクがあり、かつコンテンツのクオリティが高い場合は上位表示が難しくなります。
競合サイトに勝てないと感じたら、キーワードを変えたり、狙うワード数を増やしたりして対応して下さい。
ただ、SEOは被リンクが全てではないので、競合サイトの被リンクが多くてもコンテンツのクオリティが低ければ勝てる見込みはあります。
上位に大手企業が表示されるキーワードは避ける
狙っているキーワードで検索してみて、検索上位に有名な大手企業や、その業界でトップクラスの会社のサイトが出てきた場合はキーワードを変えたほうがいいでしょう。
そのキーワードでは企業の力が検索結果に影響を与えている可能性が高いため、知名度がない企業が戦うのは不利になります。
逆に聞いたことがないメディアやコーポレートサイトが出てきた場合は、上位獲得のチャンスです。
アクセス解析ツールの導入
SEOにはアクセス解析ツールが必須です。
ここで挙げるツールは必ず導入しましょう。
Google Analytics
Google Analyticsはアクセス解析には必須のツールです。
どれくらいの人がサイトを訪問しているのか、どのような人が訪問しているのか、どのページのアクセスが多いのかなど、さまざまな数値を見ることができます。
クリックやコンバージョンを計測できるので、サイトの改善に役立ちます。
Search Console
GoogleのSearch Consoleも必須のアクセス解析ツールです。
どのキーワードで検索されているのか、どのページが検索でヒットしているのかを見ることができます。
また、SEOに影響のあるエラーの確認や、サイトマップの送信などもできます。
XMLサイトマップの送信
XMLサイトマップを送信することで、Googleの検索エンジンにページ構成を伝えることができます。
WordPressであれば、プラグインの「XML Sitemap Generator for Google」や「Yoast SEO」をインストールすると自動で生成することができます。
サイトを公開して終わりではない
デザイン・コーディングでSEOに最適化したとしても、サイト公開後放置していてはSEOの効果は上がりません。
検索上位を目指すのであれば、ページ構成・コンテンツ・タイトルなどの見直し、ブログ記事の執筆、検索順位のチェックなどの運用が必要になります。
また、SEOの最新情報をキャッチアップすることも重要になります。
SEOは一朝一夕で効果を得られるものではないので、長期的に行っていく覚悟で取り組む必要があります。
余談ですが
余談ですが、SEO「対策」って言葉ちょっと変ですよね。
SEOは検索エンジン最適化という意味ですが、検索エンジン最適化対策って書くと意味が分かりません。
「最適化」に対策と同じような意味があるため、重複しています。
「SEO対策」で検索する人が多いのでタイトルに「SEO対策」と入れてますが、本来は「SEO」と言うべきです。
まとめ
今回はコーポレートサイトのSEOについてガッツリ解説しました。
SEOは大変だと思いましたか?
大変だからこそ、しっかり取り組めばライバルを出し抜けるのです。